こんにちは。ボランティアスタッフのカヨです。
11月1日(火)に、千葉県の八千代市立勝田台南小学校の特別支援学級で「海の環境学習教室」を行いました。
今回の企画は、八千代市立高津小学校の特別支援学級で環境学習教室を行った際にいらした先生が、赴任先でもぜひ!との依頼をくださり、新たに勝田台南小学校で開催させていただく運びとなりました。
この企画の話を聞いた時に、人との繋がりでアイサーチの活動や想いを子どもたちに届ける機会をいただけるのは本当に素晴らしいことだなと思いました。
今回参加してくださったのは、特別支援学級の1年生から6年生までの10名の子どもたちと先生方。
教室に入ってまず出迎えてくれたのは、子どもたちがこの日のために描いてくれた海洋生物の絵!みんな思い思いに魚や生物の絵を描いてくれていて、この日を楽しみにしてくれていたことが伝わってきました。
そして、元気な挨拶で海の環境学習教室がスタート!
スタッフが自己紹介をすると大きな声で名前を呼んでくれました。また、自分たちも自己紹介をしたいと言ってくれ、一人一人学年と名前を教えてくれたのがとても嬉しかったです。
「海に行ったことある人〜?」「イルカを見たことある人〜?」質問をするたびに元気な声があがります。
イルカ・クジラの種類の多さに驚き、「ホッキョククジラ」の話で盛り上がり、子どもたちからもたくさんの質問をしてくれました。
クジラの大きさを体感してもらうために、ザトウクジラの実物大のロープをみんなで持って教室いっぱいに広げてから、「これが尾びれだよ」と尾びれの実物大タペストリーを見てもらいました。その大きさに興奮して、尾びれの前で手を広げてお友達や先生と大はしゃぎしました。
実物大の次は、本物のクジラの骨や歯やヒゲ板、イルカの歯、シャチの背骨の登場。「イルカはどうやってエサを食べるでしょう?」というクイズから、イルカもクジラもエサを丸のみするという話をした後だったので、みんな興味深々でヒゲ板や歯を手に取って見ていました。
イルカやクジラのことを知ってもらったあとは、イルカやクジラが住んでいる海の話。SDGsについて話すと、すでに知っていた子たちもいました。海の話だけに留まらず、ボランティアスタッフの一人が世界を旅した話やオーストリアの環境の話などをすると、子どもたちは広い世界のことを考えてくれたようでした。海外の国の名前もたくさん知っていました。
1頭のオオギハクジラのお腹の中から出てきたプラスチックゴミの写真を見せたあとに水のつながりの話をして、「海のごみを減らすにはどうしたらいいと思う?」と訊くと、「そっか、町のゴミを減らすんだ!」と声をあげてくれる子たちもいました。
最後に、自分たちにできることは何かを考えて、紙に書いてもらいました。
スタッフや先生たちともたくさんお話しながら、一生懸命に書いてくれました。「世界のごみを拾う。たくさんごみ箱を置いて、世界のみんなでごみを拾えるようにする」「ポイ捨てしてる人を見たら、“捨てちゃダメ”と怒ると、怒らせちゃうかもしれないから、そのごみを僕が拾う」など、会話を聞いているだけでも、みんなの思いが伝わってきました。
何枚も書いてくれる子や、絵で描いてくれる子、感想やお手紙を書いてくれる子など、みんな自由に、今日の環境学習教室で考えたことや感じたことを表現してくれました。
純粋に真っ直ぐに、興味を持って話を聞いてくれて、みんなで一緒に考えて、いっぱいお話ししてくれて、とても貴重な時間でした。この時間を共有できたことが本当に嬉しかったです。みんながこれからたくさんの経験をして、たくさん考えて、海や地球やたくさんの生き物たちと繋がっていってくれたらいいなと思いました。
参加してくれた特別支援学級の10名の子どもたち、依頼してくださった先生、開催するにあたりご協力いただいた教員の皆様や学校の関係者の皆様、ありがとうございました。
スタッフの空です。
10/30に神戸市須磨区の須磨海岸で行われた、第8回 食都神戸DAY FARM to FORK 2022に出展しました!
このイベントは「みんなで願う 豊作と豊漁」をテーマに、音楽、ライブ、ワークショップや地産の食を楽しめる2日間で、アイサーチは最終日の30日にSPARK Scone&Bicycleさんのお誘いで参加させていただきました。
今回、アイサーチはビーチや屋外のイベントでは大活躍のイルカすくいとホームページなどで販売しているハンドソープやキャンバスバックを持っていきました。「ビニールプールを海だと思って海のゴミをすくってください」と伝えるとどれがゴミかな?と考えながゴミをすくってました、約76名のお友達に参加していただきました。
ゴミをすくう子どもたちは無口になってしまうほどの集中力でした。来てくれた、何回もすくいに来てくれた、プラスチックのゴミを見つけ拾ってくれた子ども達。本当にありがとうございました!
ハンドソープ、キャンバスバック、手ぬぐいも買って下さった方々も本物にありがとうございます。
この活動を通して色んな方にイルカ、くじらに興味を持ったりゴミについて考えるきっかけになればなと思います。
出展させていただいたEAT LOCAL KOBEのみなさま、お声をかけていただいたSPARK Scone&Bicycleさん、素晴らしい一日を本当にありがとうございました!!
【Special Thanks !】
EAT LOCAL KOBE
神戸市主導による地産地消の新しいプラットフォーム。神戸市内で生産されている季節の食材を紹介し、誰がつくっているのか、どこで買えるのかというシンプルな情報を発信したり、神戸農業の地産地消を考えるファーマーズマーケットなどを開催している。
https://eatlocalkobe.org/
SPARK Scone&Bicycle
神戸で、北海道産の小麦粉とバターを使って焼き上げている自家製スコーンの販売と、自転車の販売・カスタム・レンタル・ツアーをしているお店。
http://www.spark-kobe.jp/
ボランティアスタッフ初の参加となりましたKYOKOです。
10月29日(土)快晴のもと、中原平和公園で行われた「かわさきこども食堂フォーラム秋」で、海の環境学習教室「骨と歯にさわってみよう」を出展しました。
83組の親子が次々とブースを訪れてくれて、活気のある一日となりました。
ミンククジラの下あご骨を見て「大きい!」、触って「ざらざらしてる」、持ち上げて「うわ、重い!」…実際の骨や歯があることで、興味をもって関わってくれました。大きさや形に驚き、感触を味わい、重さを体感し…と五感をフルに使ったり、「どこの骨だろう?」と疑問をもって考えたり…それからの写真やクイズなどを使ったクジライルカの生態の話を「へえ!」と関心をもってよく聞いてくれていました。
水のつながりについてのお話も、絵をよく見ながら自分たちの住んでいる街と、海で暮らすクジラが水でつながっていることや、街のゴミが海そしてクジラの生活に影響があることを、子どもなりに真剣に聞いている様子でした。「ゴミはちゃんとゴミ箱に捨てる」とこれからの自分の生活につなげている子もいました。
お子さんの参加が多く、たくさんの質問やコメントが微笑ましかったです。展示物を気に入って何度も遊びに来てくれたお子さんもいました。
印象的だったのは、最初はお子さんの付き添いで来ていらっしゃった親御さんが、だんだん前のめりになってきて、一緒に驚いたり考えたりして、お子さんと同じように関心が大きくなっていく様子でした。
お子さんはおうちの方と一緒に生活しているので、実際の生活や取り組みなどにつなげるには、おうちの方の理解や協力が大切だと思います。そういった意味で、今回の「親子で一緒に」知って考えていただける機会は貴重だなと感じました。
また、今回初めてボランティアスタッフをさせていただきましたが、実際の骨や歯、実寸パネルや写真などの視覚的なもので楽しく分かりやすく伝える工夫、知って考えていただくきっかけ作り、そしてすてきな仲間との出会いに感動しました!
風対策で急きょ配布物を押さえるために使ったクジラのフィギュアが、その視覚的な効果にもつながっていて良い役割をしてくれました!
かわさき子ども食堂ネットワークの皆さん、出展の機会をいただき、ありがとうございました。ご参加くださった親子が、自分の身近な生活とのつながりを感じ、クジラ・イルカのことや海の環境を考えてくれるきっかけになればうれしいです。
【Special Thanks !】
かわさきこども食堂ネットワーク
神奈川県川崎市内のこどもたちを中心に年齢等に関係なく安価または無料で食事を提供する場「こども食堂」を運営する団体が連携する団体。
https://kawasaki-kodomoshokudo-nw.jimdofree.com/
9月3日、4日に八景島マリーナさん主催の「日帰りクジラキャンプ ~八景島でヨットに乗ろう!~」が行われました。春に引き続き、アイサーチは環境教室を担当。
[水の大切さ、海の大切さ、仲間の大切さを体感しよう!]というキャッチコピーのもと、一日目には22名、二日目には21名の小学生〜高校生に参加いただきました。
イルカ・クジラがどんないきものか、クイズやお話、本物の歯や骨に触れたり。
『水』がある場所を書き出してみよう
『水』はどこにあるかな?
人の暮らす陸にもイルカ・クジラの暮らす海にもある水は、どこにあるのか考えて、水でつながっているということを思い出してみたり。
ステップごとにどう感じたか、何を学んだかをグループで共有したり。
この日、文字通り全身で海を知った子どもたち。
ヨットで海へ出て体でも海を感じ、この海にイルカ・クジラがいるということ、そして、同じ地球に暮らしていることを自身の体験を掘り起こして学びました。
「いつまでもイルカ・クジラと出会える地球であるために」そして、いつか海でイルカ・クジラと出会えるように、ひとりひとりができることを考えシェアしました。
みんなの柔軟な発想力、初めましての人ともすぐに仲良くなり団結する力は、とても素晴らしかったです。
参加してくれたみんな、ありがとう!!みんなと海のことをたくさん話せて、とっても楽しかったです!
今回のキャンプで学んだこと、体験したことが少しでもみんなの未来へつながることを願っています。
八景島マリーナさん、すてきな機会をいただきありがとうございました。
【Special Thanks!】
● 八景島マリーナ
横浜港の南、八景島に位置し「自然の海と人とのふれあい」をテーマに、セーリングによってミナト町ヨコハマと人とを結び、海を身近に感じられる場所を提供している。
http://www.hakkeijima-marina.com/
● 一般社団法人スピリット・オブ・セイラーズ
初めての人が海に出るきっかけとなるような、帆船での航海、海図やロープを用いたワークショップなどのイベントを行っている。
https://spiritofsailors.com/
ボランティアスタッフのナガイです。
2022年7月25日(月)世田谷区立弦巻小学校で行われた『優郷の学び舎 夏のワークショップ』
『海の環境学習教室 〜ペーパークラフトでイルカを作ろう!〜』にスタッフとして参加しました。
小学校の校舎に入るのなんて久しぶりなので、自分の母校とは全然違うはずなのに何故かちょっと懐かしい気分に(笑)
世間では再び感染者が急増し始める中、学校側の協力で消毒や換気等、対策を万全にして臨みました。
会場となった理科室に1回目13名、2回目13名、計26名の小学生が集まってくれました。
まずはイルクジクイズで、イルカとクジラの違いや、何種類くらいいるのかなど、みんな元気よく手を挙げて答えてくれました。
実物大のザトウクジラの尾びれのタペストリーや、ロープでイルカの大きさを再現すると思った以上の大きさに驚き、世界のクジラのポスターでは、「シロナガスクジラだぁ!」「マッコウクジラってどれだっけ⁉︎」など、ザトウクジラを「砂糖クジラ⁇」なんてカワイイ聞き間違いもあったりとみんな興味津々でした。
いよいよ、みんなが早く作りたくてウズウズしていたペーパークラフト作りに。
今回製作するカマイルカとスナメリでは体のつくりや、生態にどんな違いがあるのか、カタチを確かめながら製作を進めていきます。
ちょっと工作が難しいところは友達や兄弟で教えあったり、ひとり黙々と集中して作る子がいたり、背景に絵を描いて個性を出したり、楽しい時間はあっという間に過ぎて、それぞれ個性的なイルカが完成しました。
「水のつながりのお話」から海洋ゴミ問題について、どんなことができるか問いかけると、最近は学校の授業やニュースでも取り上げているので結構詳しい子もいたりして、
「海でゴミを拾う」「ゴミを減らす」「分別する」「リサイクルとリユースでしょ!」「燃やせなくて埋め立てたゴミが、災害とかで崩れて出てきちゃうから、ゴミを出さないようにする」「ゴミにならないように工作する」
など、さまざまな意見が出て、私たち人間と、イルカクジラの生活にどのように繋がっているのか、今回の学びの中で、より理解が深まったのではないかと思います。
ワークショップ終了後、子どもたちはすぐに校庭に駆け出して遊んでいましたが、今この時にしか感じられない気持ちを少しでも、みんなの心に刻むお手伝いができたなら嬉しいです。