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活動レポート

イルカのアイコン 弦巻小学校で海の環境学習教室をしました

ボランティアスタッフのナガイです。
2022年7月25日(月)世田谷区立弦巻小学校で行われた『優郷の学び舎 夏のワークショップ』
『海の環境学習教室 〜ペーパークラフトでイルカを作ろう!〜』にスタッフとして参加しました。
小学校の校舎に入るのなんて久しぶりなので、自分の母校とは全然違うはずなのに何故かちょっと懐かしい気分に(笑)
世間では再び感染者が急増し始める中、学校側の協力で消毒や換気等、対策を万全にして臨みました。
会場となった理科室に1回目13名、2回目13名、計26名の小学生が集まってくれました。
まずはイルクジクイズで、イルカとクジラの違いや、何種類くらいいるのかなど、みんな元気よく手を挙げて答えてくれました。

実物大のザトウクジラの尾びれのタペストリーや、ロープでイルカの大きさを再現すると思った以上の大きさに驚き、世界のクジラのポスターでは、「シロナガスクジラだぁ!」「マッコウクジラってどれだっけ⁉︎」など、ザトウクジラを「砂糖クジラ⁇」なんてカワイイ聞き間違いもあったりとみんな興味津々でした。

いよいよ、みんなが早く作りたくてウズウズしていたペーパークラフト作りに。
今回製作するカマイルカとスナメリでは体のつくりや、生態にどんな違いがあるのか、カタチを確かめながら製作を進めていきます。
ちょっと工作が難しいところは友達や兄弟で教えあったり、ひとり黙々と集中して作る子がいたり、背景に絵を描いて個性を出したり、楽しい時間はあっという間に過ぎて、それぞれ個性的なイルカが完成しました。
「水のつながりのお話」から海洋ゴミ問題について、どんなことができるか問いかけると、最近は学校の授業やニュースでも取り上げているので結構詳しい子もいたりして、
「海でゴミを拾う」「ゴミを減らす」「分別する」「リサイクルとリユースでしょ!」「燃やせなくて埋め立てたゴミが、災害とかで崩れて出てきちゃうから、ゴミを出さないようにする」「ゴミにならないように工作する」
など、さまざまな意見が出て、私たち人間と、イルカクジラの生活にどのように繋がっているのか、今回の学びの中で、より理解が深まったのではないかと思います。


ワークショップ終了後、子どもたちはすぐに校庭に駆け出して遊んでいましたが、今この時にしか感じられない気持ちを少しでも、みんなの心に刻むお手伝いができたなら嬉しいです。

イルカのアイコン かわさき水まつりに出展してきました② 海の環境学習教室「クジラの骨と歯に触ってみよう!」

こんにちは。ボランティアスタッフのはにぃるか。&あいです。
8月7日は、ミンククジラのアゴの骨の初お披露目という記念すべき日になりました!

この骨は、海ごみ調査を行っている団体JEANさんが2006年頃、北海道の知床・羅臼町の海岸で拾い、アイサーチ・ジャパンに譲ってくださったものです。 その後10年以上の月日を経て、イベントでもっと沢山の方に見ていただきたいという思いから、スタッフによる保護コーティングと筑波大学大学院で海ごみの影響を研究されている大枝亮さんによる調査のお陰で今回の展示が実現しました。

これまでの『アゴの骨プロジェクト』の様子は活動レポートをご覧ください↓
 クジラのアゴの骨プロジェクト① ~骨のコーティング編~
 クジラのアゴの骨プロジェクト② ~骨からクジラの正体を探る~

今回の展示で特に注目を集めたのが、出展ブースの両脇に設置した全長7メートルのクジラの頭部と尾びれの骨格パネルでした。 クジラをモチーフにしたイラスト・デザイン・絵本・グッズ制作で活躍されているWhale Artist あらたひとむさんが短い期間で正確で分かりやすいイラストを描いてくださった事に感謝いたします。あらたさんの迫力のあるイラストのお陰で、見に来てくださったみなさんにクジラのリアルな大きさを体感していただくことができました。 骨格パネルとともに本物のアゴの骨に触れながら、大きさや重さ、触感、硬さ、小さな穴の存在などについてみなさんの驚きや気づきなど様々な感想を聞かせていただきワクワクしました。

大きなクジラのアゴの骨からはじまり、順番にクジラのヒゲ板、イルカとクジラの歯、アカボウクジラとシャチの背骨を自分の手と目でじっくり観察しながら、イルカやクジラのからだのつくり、エサの食べ方、海での暮らし方を楽しく学ぶことができるような体験コーナーを用意しました。 海の生き物に深い関心がある方にも、あまり馴染みのない方にも、 「ヒゲクジラ」と「ハクジラ」の特徴やクジラとシャチの背骨の比較から、暮らし方の違いにも興味を持っていただきました。

夏休み中、そして週末という事もあり、お子様や家族連れの方も多く、総勢300人以上の方がブースを訪れてくださいました。
「水族館のイルカショーでイルカを見たことがあるよ!」というコメントや「イルカには歯があるのに、どうして噛まないでエサを丸呑みするの~?」という素朴な疑問にお答えしながら、スタッフとしても多くの学びがありました。

最後にわたしたちヒトと水のつながりや海の環境、海洋ゴミについて共に考え、イルカ・クジラの棲む海を守っていくために私たち一人一人ができる事を語り合ったところで、アイサーチ・ジャパンの季刊誌FLIPPERと『イルカのひみつ・クジラのふしぎ』の絵本やシールをお持ち帰りいただきました。 今回の新しい試みとして、海洋ゴミの写真だけでなく、プラスチックゴミの実物や再生キャンドルの展示により、街や陸地のゴミが海や生き物、ヒトに与える影響を視覚化することができました。

スタッフ「海のごみを減らすためにできることって何かな?」
こども参加者「ポイ捨てしない!」
スタッフ「どこに?」
こども参加者「地球!」

こども参加者「この前、海にペットボトルが落ちてたから拾った。すごく気持ちよかった。」

そんな温かく優しさに包まれた会話も生まれ、初参加のスタッフも含め、アイサーチチームが気持ちを一つに多くの方々と交流できたことを嬉しく思います。

ご参加いただいた皆様、そしてイベント関係者の皆様、ありがとうございました。


ワークショップ「海のフロッタージュでマイバッグを作ろう!」のレポートもぜひご覧ください

かわさき水まつりに出展してきました① 「海のフロッタージュでマイバッグを作ろう!」

Special thanks!!

Whale Artist あらたひとむ
1990年からクジラをモチーフとしたイラストやデザイン、絵本、キャラクターなどジャンルにこだわらず、 クジラにこだわり創作活動を続ける。より多くの人にクジラの事を正確に伝えたいと生物学的に形を崩さないよう注意し 「シンプルだけどかわいい」と言われる作品作りを心がけている。
https://whale-maker.com

● 一般社団法人JEAN
日本全国の漂着ごみの調査と情報の共有や海洋ごみ問題の対策促進のための活動や普及啓発などを行っている。
http://www.jean.jp/

イルカのアイコン かわさき水まつりに出展してきました① 「海のフロッタージュでマイバッグを作ろう!」

こんにちは。 ボランティアスタッフのかよです。
8月7日(日)に、神奈川県川崎市の等々力陸上競技場前広場で開催された『水』について楽しみながら学べる仕掛け満載の『かわさき水まつり』(川崎フロンターレ・ホームゲームイベント)に出展してきました!

当日は水に関わる3つのテーマランド『かわさき水まつりランド』『FINLANDランド』『海豚(ふろん太)海ランド』が登場し、史上最多の50企画が集結しました。 アイサーチ・ジャパンは海豚(ふろん太)海ランド内で、ワークショップ≪海のフロッタージュでマイバッグを作ろう!≫海の環境学習教室≪クジラの骨と歯に触ってみよう!≫を行いました。

≪海のフロッタージュでマイバッグを作ろう!≫では、貝殻や珊瑚を布のバッグに当てて、クレヨンで擦り出しを行います。 目の前に用意された貝殻やクレヨンを見て、早くやってみたいとワクワクした顔のみなさんに、まずは海のことをもっと知っていただこうと、イルカクイズからスタート!

「イルカはどうやってエサを食べるでしょう?」
「イルカにも歯はあるけれど、エサをゴクッと丸呑みします」とお話したあと、クジラのお腹の中から見つかったプラスチックゴミの写真を見ていただくと真剣な顔をして見入ってしまう子どもたちもいました。
「こんな悲しいことにならないためにはどうしたらいいかな?」と問いかけると、
「ゴミを減らす」
「ちゃんとゴミ箱の中まで入れる」
「プラスチックを紙に変える」
など様々な意見を聞かせてくれました。 一人一人ができることは小さいかもしれないけれど、その気持ちが集まればきっと大きな力になる。 イルカやクジラや海のことを考えながら、楽しく取り組めることから始めましょう!ということで、マイバッグ作りの開始です。

貝殻や珊瑚を手に取って、感触を確かめながら丁寧に模様を擦り出していきます。 また、イルカや魚、カニ、人魚など!海の中の生物の絵を自由に楽しく描いている子どもたちは本当に楽しそうでした。 海洋ゴミについて真剣に考えてくれたのか、ある子は「海をきれいに」というメッセージとともに海の仲間たちがゴミを拾ってきれいにしている絵を描いてくれました。

今回、マイバッグ作りには32人の方が参加してくださいました。 出来上がったバッグは、みんなそれぞれが海を思いながら作った世界でたった一つの素晴らしいバッグです。

参加してくださった皆様、ワークショップを手伝ってくださった皆様、ありがとうございました!!


海の環境学習教室「クジラの骨と歯に触ってみよう」のレポートもぜひご覧ください

かわさき水まつりに出展してきました② 海の環境学習教室「クジラの骨と歯に触ってみよう!」

イルカのアイコン 『森のミニ自由研究フェス』で「ねんどでイルカを作ろう!」を行いました

こんにちは、ボランティアスタッフの そら です。7/23(土)にあまがさきキューズモールで開催された『森のミニ自由研究フェス』で「ねんどでイルカを作ろう!」を行いました。

ワークショップの目的は「海の環境のこといっしょに学んで考えよう」です。粘土でイルカを作ることを通して、イルカ・クジラや彼らの暮らす海の環境について知ってもらう、興味をもってもらうことでした。

参加してくれた子どもたちは全員で15人。クイズは積極的に多くの子どもたちが手を上げてクイズに答えていました。粘土でイルカを作っている時は熱心に取り組んでいるように見えました。皆さんそれぞれ個性のあるイルカを作っていました。

海ゴミの話をすると、子どもたちはとても真剣な表情でお話を聞いていました。海ゴミを減らす方法について子どもたちは皆それぞれ考えて意見を言ってくれました。

私は初めてこのワークショップに参加し、粘土イルカ作りや説明するときなどの補助をしていました。子どもたちと一緒に海ゴミや海の環境について考えていると、私自身も日常生活でゴミを減らすことや環境について改めて意識するようになりました。

参加してくれた子どもたちや温かい目で見守ってくださった保護者さま、イベントにお声掛けいただいた ここにある さまはじめ関係者の皆様、本当にありがとうございました。


~ Special Thanks ~

(株)ここにある
兵庫県・尼崎市を拠点として「いかしあうつながり(生態系)づくり」を目指したソーシャルデザイン・コミュニティデザインなどを手掛けている
https://coconiaru-inc.com/.

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