ボランティアスタッフ初の参加となりましたKYOKOです。 10月29日(土)快晴のもと、中原平和公園で行われた「かわさきこども食堂フォーラム秋」で、海の環境学習教室「骨と歯にさわってみよう」を出展しました。
83組の親子が次々とブースを訪れてくれて、活気のある一日となりました。 ミンククジラの下あご骨を見て「大きい!」、触って「ざらざらしてる」、持ち上げて「うわ、重い!」…実際の骨や歯があることで、興味をもって関わってくれました。大きさや形に驚き、感触を味わい、重さを体感し…と五感をフルに使ったり、「どこの骨だろう?」と疑問をもって考えたり…それからの写真やクイズなどを使ったクジライルカの生態の話を「へえ!」と関心をもってよく聞いてくれていました。
水のつながりについてのお話も、絵をよく見ながら自分たちの住んでいる街と、海で暮らすクジラが水でつながっていることや、街のゴミが海そしてクジラの生活に影響があることを、子どもなりに真剣に聞いている様子でした。「ゴミはちゃんとゴミ箱に捨てる」とこれからの自分の生活につなげている子もいました。
お子さんの参加が多く、たくさんの質問やコメントが微笑ましかったです。展示物を気に入って何度も遊びに来てくれたお子さんもいました。 印象的だったのは、最初はお子さんの付き添いで来ていらっしゃった親御さんが、だんだん前のめりになってきて、一緒に驚いたり考えたりして、お子さんと同じように関心が大きくなっていく様子でした。 お子さんはおうちの方と一緒に生活しているので、実際の生活や取り組みなどにつなげるには、おうちの方の理解や協力が大切だと思います。そういった意味で、今回の「親子で一緒に」知って考えていただける機会は貴重だなと感じました。
また、今回初めてボランティアスタッフをさせていただきましたが、実際の骨や歯、実寸パネルや写真などの視覚的なもので楽しく分かりやすく伝える工夫、知って考えていただくきっかけ作り、そしてすてきな仲間との出会いに感動しました! 風対策で急きょ配布物を押さえるために使ったクジラのフィギュアが、その視覚的な効果にもつながっていて良い役割をしてくれました!
かわさき子ども食堂ネットワークの皆さん、出展の機会をいただき、ありがとうございました。ご参加くださった親子が、自分の身近な生活とのつながりを感じ、クジラ・イルカのことや海の環境を考えてくれるきっかけになればうれしいです。
【Special Thanks ! 】かわさきこども食堂ネットワーク 神奈川県川崎市内のこどもたちを中心に年齢等に関係なく安価または無料で食事を提供する場「こども食堂」を運営する団体が連携する団体。https://kawasaki-kodomoshokudo-nw.jimdofree.com/
9月3日、4日に八景島マリーナさん主催の「日帰りクジラキャンプ ~八景島でヨットに乗ろう!~」が行われました。春に引き続き、アイサーチは環境教室を担当。 [水の大切さ、海の大切さ、仲間の大切さを体感しよう!]というキャッチコピーのもと、一日目には22名、二日目には21名の小学生〜高校生に参加いただきました。
イルカ・クジラがどんないきものか、クイズやお話、本物の歯や骨に触れたり。
『水』がある場所を書き出してみよう
『水』はどこにあるかな?
人の暮らす陸にもイルカ・クジラの暮らす海にもある水は、どこにあるのか考えて、水でつながっているということを思い出してみたり。
ステップごとにどう感じたか、何を学んだかをグループで共有したり。
この日、文字通り全身で海を知った子どもたち。 ヨットで海へ出て体でも海を感じ、この海にイルカ・クジラがいるということ、そして、同じ地球に暮らしていることを自身の体験を掘り起こして学びました。
「いつまでもイルカ・クジラと出会える地球であるために」そして、いつか海でイルカ・クジラと出会えるように、ひとりひとりができることを考えシェアしました。 みんなの柔軟な発想力、初めましての人ともすぐに仲良くなり団結する力は、とても素晴らしかったです。
参加してくれたみんな、ありがとう!!みんなと海のことをたくさん話せて、とっても楽しかったです! 今回のキャンプで学んだこと、体験したことが少しでもみんなの未来へつながることを願っています。
八景島マリーナさん、すてきな機会をいただきありがとうございました。
【Special Thanks! 】 ● 八景島マリーナ 横浜港の南、八景島に位置し「自然の海と人とのふれあい」をテーマに、セーリングによってミナト町ヨコハマと人とを結び、海を身近に感じられる場所を提供している。http://www.hakkeijima-marina.com/ ● 一般社団法人スピリット・オブ・セイラーズ 初めての人が海に出るきっかけとなるような、帆船での航海、海図やロープを用いたワークショップなどのイベントを行っている。https://spiritofsailors.com/
ボランティアスタッフのナガイです。 2022年7月25日(月)世田谷区立弦巻小学校で行われた『優郷の学び舎 夏のワークショップ』 『海の環境学習教室 〜ペーパークラフトでイルカを作ろう!〜』にスタッフとして参加しました。 小学校の校舎に入るのなんて久しぶりなので、自分の母校とは全然違うはずなのに何故かちょっと懐かしい気分に(笑) 世間では再び感染者が急増し始める中、学校側の協力で消毒や換気等、対策を万全にして臨みました。 会場となった理科室に1回目13名、2回目13名、計26名の小学生が集まってくれました。 まずはイルクジクイズで、イルカとクジラの違いや、何種類くらいいるのかなど、みんな元気よく手を挙げて答えてくれました。
実物大のザトウクジラの尾びれのタペストリーや、ロープでイルカの大きさを再現すると思った以上の大きさに驚き、世界のクジラのポスターでは、「シロナガスクジラだぁ!」「マッコウクジラってどれだっけ⁉︎」など、ザトウクジラを「砂糖クジラ⁇」なんてカワイイ聞き間違いもあったりとみんな興味津々でした。
いよいよ、みんなが早く作りたくてウズウズしていたペーパークラフト作りに。 今回製作するカマイルカとスナメリでは体のつくりや、生態にどんな違いがあるのか、カタチを確かめながら製作を進めていきます。 ちょっと工作が難しいところは友達や兄弟で教えあったり、ひとり黙々と集中して作る子がいたり、背景に絵を描いて個性を出したり、楽しい時間はあっという間に過ぎて、それぞれ個性的なイルカが完成しました。 「水のつながりのお話」から海洋ゴミ問題について、どんなことができるか問いかけると、最近は学校の授業やニュースでも取り上げているので結構詳しい子もいたりして、 「海でゴミを拾う」「ゴミを減らす」「分別する」「リサイクルとリユースでしょ!」「燃やせなくて埋め立てたゴミが、災害とかで崩れて出てきちゃうから、ゴミを出さないようにする」「ゴミにならないように工作する」 など、さまざまな意見が出て、私たち人間と、イルカクジラの生活にどのように繋がっているのか、今回の学びの中で、より理解が深まったのではないかと思います。
ワークショップ終了後、子どもたちはすぐに校庭に駆け出して遊んでいましたが、今この時にしか感じられない気持ちを少しでも、みんなの心に刻むお手伝いができたなら嬉しいです。
こんにちは。ボランティアスタッフのはにぃるか。&あいです。 8月7日は、ミンククジラのアゴの骨の初お披露目という記念すべき日になりました!
この骨は、海ごみ調査を行っている団体JEANさんが2006年頃、北海道の知床・羅臼町の海岸で拾い、アイサーチ・ジャパンに譲ってくださったものです。 その後10年以上の月日を経て、イベントでもっと沢山の方に見ていただきたいという思いから、スタッフによる保護コーティングと筑波大学大学院で海ごみの影響を研究されている大枝亮さんによる調査のお陰で今回の展示が実現しました。
これまでの『アゴの骨プロジェクト』の様子は活動レポートをご覧ください↓ クジラのアゴの骨プロジェクト① ~骨のコーティング編~ クジラのアゴの骨プロジェクト② ~骨からクジラの正体を探る~
今回の展示で特に注目を集めたのが、出展ブースの両脇に設置した全長7メートルのクジラの頭部と尾びれの骨格パネルでした。 クジラをモチーフにしたイラスト・デザイン・絵本・グッズ制作で活躍されているWhale Artist あらたひとむさんが短い期間で正確で分かりやすいイラストを描いてくださった事に感謝いたします。あらたさんの迫力のあるイラストのお陰で、見に来てくださったみなさんにクジラのリアルな大きさを体感していただくことができました。 骨格パネルとともに本物のアゴの骨に触れながら、大きさや重さ、触感、硬さ、小さな穴の存在などについてみなさんの驚きや気づきなど様々な感想を聞かせていただきワクワクしました。
大きなクジラのアゴの骨からはじまり、順番にクジラのヒゲ板、イルカとクジラの歯、アカボウクジラとシャチの背骨を自分の手と目でじっくり観察しながら、イルカやクジラのからだのつくり、エサの食べ方、海での暮らし方を楽しく学ぶことができるような体験コーナーを用意しました。 海の生き物に深い関心がある方にも、あまり馴染みのない方にも、 「ヒゲクジラ」と「ハクジラ」の特徴やクジラとシャチの背骨の比較から、暮らし方の違いにも興味を持っていただきました。
夏休み中、そして週末という事もあり、お子様や家族連れの方も多く、総勢300人以上の方がブースを訪れてくださいました。 「水族館のイルカショーでイルカを見たことがあるよ!」というコメントや「イルカには歯があるのに、どうして噛まないでエサを丸呑みするの~?」という素朴な疑問にお答えしながら、スタッフとしても多くの学びがありました。
最後にわたしたちヒトと水のつながりや海の環境、海洋ゴミについて共に考え、イルカ・クジラの棲む海を守っていくために私たち一人一人ができる事を語り合ったところで、アイサーチ・ジャパンの季刊誌FLIPPERと『イルカのひみつ・クジラのふしぎ』の絵本やシールをお持ち帰りいただきました。 今回の新しい試みとして、海洋ゴミの写真だけでなく、プラスチックゴミの実物や再生キャンドルの展示により、街や陸地のゴミが海や生き物、ヒトに与える影響を視覚化することができました。
スタッフ「海のごみを減らすためにできることって何かな?」 こども参加者「ポイ捨てしない!」 スタッフ「どこに?」 こども参加者「地球!」 こども参加者「この前、海にペットボトルが落ちてたから拾った。すごく気持ちよかった。」
そんな温かく優しさに包まれた会話も生まれ、初参加のスタッフも含め、アイサーチチームが気持ちを一つに多くの方々と交流できたことを嬉しく思います。
ご参加いただいた皆様、そしてイベント関係者の皆様、ありがとうございました。
ワークショップ「海のフロッタージュでマイバッグを作ろう!」のレポートもぜひご覧ください
かわさき水まつりに出展してきました① 「海のフロッタージュでマイバッグを作ろう!」
【 Special thanks!! 】 ● Whale Artist あらたひとむ 1990年からクジラをモチーフとしたイラストやデザイン、絵本、キャラクターなどジャンルにこだわらず、 クジラにこだわり創作活動を続ける。より多くの人にクジラの事を正確に伝えたいと生物学的に形を崩さないよう注意し 「シンプルだけどかわいい」と言われる作品作りを心がけている。https://whale-maker.com ● 一般社団法人JEAN 日本全国の漂着ごみの調査と情報の共有や海洋ごみ問題の対策促進のための活動や普及啓発などを行っている。http://www.jean.jp/
こんにちは。 ボランティアスタッフのかよです。 8月7日(日)に、神奈川県川崎市の等々力陸上競技場前広場で開催された『水』について楽しみながら学べる仕掛け満載の『かわさき水まつり』(川崎フロンターレ・ホームゲームイベント)に出展してきました!
当日は水に関わる3つのテーマランド『かわさき水まつりランド』『FINLANDランド』『海豚(ふろん太)海ランド』が登場し、史上最多の50企画が集結しました。 アイサーチ・ジャパンは海豚(ふろん太)海ランド内で、ワークショップ≪海のフロッタージュでマイバッグを作ろう!≫ と海の環境学習教室≪クジラの骨と歯に触ってみよう!≫ を行いました。
≪海のフロッタージュでマイバッグを作ろう!≫では、貝殻や珊瑚を布のバッグに当てて、クレヨンで擦り出しを行います。 目の前に用意された貝殻やクレヨンを見て、早くやってみたいとワクワクした顔のみなさんに、まずは海のことをもっと知っていただこうと、イルカクイズからスタート!
「イルカはどうやってエサを食べるでしょう?」 「イルカにも歯はあるけれど、エサをゴクッと丸呑みします」とお話したあと、クジラのお腹の中から見つかったプラスチックゴミの写真を見ていただくと真剣な顔をして見入ってしまう子どもたちもいました。 「こんな悲しいことにならないためにはどうしたらいいかな?」と問いかけると、 「ゴミを減らす」 「ちゃんとゴミ箱の中まで入れる」 「プラスチックを紙に変える」 など様々な意見を聞かせてくれました。 一人一人ができることは小さいかもしれないけれど、その気持ちが集まればきっと大きな力になる。 イルカやクジラや海のことを考えながら、楽しく取り組めることから始めましょう!ということで、マイバッグ作りの開始です。
貝殻や珊瑚を手に取って、感触を確かめながら丁寧に模様を擦り出していきます。 また、イルカや魚、カニ、人魚など!海の中の生物の絵を自由に楽しく描いている子どもたちは本当に楽しそうでした。 海洋ゴミについて真剣に考えてくれたのか、ある子は「海をきれいに」というメッセージとともに海の仲間たちがゴミを拾ってきれいにしている絵を描いてくれました。
今回、マイバッグ作りには32人の方が参加してくださいました。 出来上がったバッグは、みんなそれぞれが海を思いながら作った世界でたった一つの素晴らしいバッグです。
参加してくださった皆様、ワークショップを手伝ってくださった皆様、ありがとうございました!!
海の環境学習教室「クジラの骨と歯に触ってみよう」のレポートもぜひご覧ください
かわさき水まつりに出展してきました② 海の環境学習教室「クジラの骨と歯に触ってみよう!」