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活動レポート

イルカのアイコン 『森のミニ自由研究フェス』で「ねんどでイルカを作ろう!」を行いました

こんにちは、ボランティアスタッフの そら です。7/23(土)にあまがさきキューズモールで開催された『森のミニ自由研究フェス』で「ねんどでイルカを作ろう!」を行いました。

ワークショップの目的は「海の環境のこといっしょに学んで考えよう」です。粘土でイルカを作ることを通して、イルカ・クジラや彼らの暮らす海の環境について知ってもらう、興味をもってもらうことでした。

参加してくれた子どもたちは全員で15人。クイズは積極的に多くの子どもたちが手を上げてクイズに答えていました。粘土でイルカを作っている時は熱心に取り組んでいるように見えました。皆さんそれぞれ個性のあるイルカを作っていました。

海ゴミの話をすると、子どもたちはとても真剣な表情でお話を聞いていました。海ゴミを減らす方法について子どもたちは皆それぞれ考えて意見を言ってくれました。

私は初めてこのワークショップに参加し、粘土イルカ作りや説明するときなどの補助をしていました。子どもたちと一緒に海ゴミや海の環境について考えていると、私自身も日常生活でゴミを減らすことや環境について改めて意識するようになりました。

参加してくれた子どもたちや温かい目で見守ってくださった保護者さま、イベントにお声掛けいただいた ここにある さまはじめ関係者の皆様、本当にありがとうございました。


~ Special Thanks ~

(株)ここにある
兵庫県・尼崎市を拠点として「いかしあうつながり(生態系)づくり」を目指したソーシャルデザイン・コミュニティデザインなどを手掛けている
https://coconiaru-inc.com/.

イルカのアイコン クジラのアゴの骨プロジェクト② ~骨からクジラの正体を探る ~

こんにちは。ボランティアスタッフのみくです。
先日紹介したクジラのアゴの骨プロジェクトの第2弾です。
今回は、オンラインにて骨の展示方法を検討するため、漂着鯨類から海ごみの影響を研究している大枝亮さん(筑波大学院)にアゴの骨を調べてもらい解説いただきました。

まずはハクジラ類とヒゲクジラ類のアゴの骨(下顎骨)の違いを教わりました。
そして、このアゴの骨はヒゲクジラ類の左顎の骨だと分かりました!

続いて、骨の特徴からヒゲクジラの中でも何クジラ科なのかについても考えてみます。
骨のサイズや、骨の発見場所などを考慮し、鯨種も推定できました。
そして、体の大きさから、成長段階も推測できるそうです。

この骨の持ち主の正体や『どうしてそこまでわかるのか…?』というのは、今作っているワークショップ教材の中でお伝えしますので、お楽しみに。

私は今回「どうやってクジラの骨から種類を調べるのか」気になって話を聞いていたのですが、どんなクジラの骨なのか分からない所から何クジラなのか分かっていくのは、なんだかワクワクしてとても楽しかったです!
発表してもらった後には、みんなでヒゲクジラのアゴの骨ってどうやって動いているんだろう、大人と子どものクジラで骨の密度は違うのかな、などたくさんのクジラトークで盛り上がりました。

今回の調査報告をもとに、みなさんの前で実際にこのクジラのアゴの骨を触ってもらい、感じてもらい、私たちからこの骨について説明ができる日が来ることを待ち遠しく思っています!
最後になりましたが、今回お忙しい中調査、報告してくださいました大枝さん素敵な発表をありがとうございました。

イルカのアイコン 由比ガ浜でビーチクリーンアップをしました

こんにちは!ボランティアスタッフのみくです。
7/10(日)に神奈川県の由比ガ浜にて、ビーチクリーンイベントを開催しました。

スタッフ含め26名の海が好きなメンバーが集まりました。
今回のビーチクリーンイベントは、どんな人たちに参加してほしいか考える中で、海が好きな人たち同士なら、その共通の話題から来た人たちみんなで話が盛り上がるかも、と思い、「海が好きな人と会いたい!」という言葉をつけて参加者を募集しました。
親子で参加してくれた方、大学生の方、サーファーの方などがみんなで協力して無事にイベントを開催することができました。

ゴミ拾いの前には、みんなでシロナガスクジラと同じ長さのロープを広げてみたり、一頭のオウギハクジラのお腹の中に入っていたゴミの写真を見たりして、今からここで「イルカクジラたちの棲む海にこれ以上ゴミが流れていかないようにここで食い止めよう!」という気持ちを1つにゴミ拾いに取り組みました。

ただゴミを拾うだけでなく、ゴミ拾いの後には、グループに分かれてどんなゴミがあったか、それぞれが感じたことやこれからの生活で私たちにできることはないか、などをディスカッションしました。

このディスカッションでは、それぞれが自由に思いの丈を伝えあってもらいたい!と考え、あえて話し合うテーマは決めずに、それぞれのグループに自分が話したいことを話してもらう方式をとりました。
実は、グループ分けもいろいろな人たちと話し合いたいと思い、普段話す機会が少ないような人たちとも話せるような組み合わせを考えて企画しました。

参加者の方からは、「ゴミへの意識が変わった。ゴミの出し方を気にしようと思った。ゴミはお金と同じように気をつけて扱わなきゃ!と感じた。」「頭では環境問題とか分かってはいたけれど、何かもっとできることがしたい!いろいろ活動しよう、って意欲が湧いてきた」など一人一人が一生懸命に考えて話し合うことができました。

私は今回、企画からイベントに参加して、参加者の皆さんに伝える立場でしたが、みんなでゴミを拾ったり、話し合う中で、私自身が日頃の生活の中でイルカクジラたちの棲む海のためにできることを、改めて意識するきっかけになりました。明日からの行動が変わる機会になり、本当に皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。

また、今回のビーチクリーンイベントは、かながわ海岸美化財団さんがゴミ袋の提供とゴミの回収をしてくださいました。私たちが今回このようにゴミを拾うことができたのは、たくさんの方の協力があってこそですね。かながわ海岸美化財団さん、そして参加者の皆さん、本当にありがとうございました。


~ Special Thanks!! ~

かながわ美化財団
神奈川にある150㎞の自然海岸を年間通して清掃するほか、美化啓発、美化団体支援、調査研究を行っている。
https://www.bikazaidan.or.jp/

イルカのアイコン クジラのアゴの骨プロジェクト① ~ 骨のコーティング編 ~

こんにちは。ボランティアスタッフのかよです。
私はアイサーチジャパンの活動に参加し始めてまだ2年目ですが、先日、とても珍しく貴重な体験をしました。
それは、「クジラの骨のコーティング」です!!
本物のクジラの骨を間近で見たり触ったりするのも初めてですし、保管するためのコーティング作業を手伝わせてもらえるなんて、一生のうちでもなかなかできない体験でした。

骨は『ヒゲクジラのアゴの骨(推定)』と思われていて、10年以上前に海ごみ調査を行っている団体JEANさんが北海道で拾ったものをアイサーチに譲ってくださったもの。その後、長らく保管していたのですが、今後イベントなどでみなさんにも触っていただく機会を増やそうということになりました。
すると、なにわホネホネ団の西澤さんから「保護のためのコーティングをした方がよいのでは」とたくさんのアドバイスとともにコーティング剤をいただき、ようやくコーティング作業をすることができました。
本当にありがとうございます!

初めて箱から出した時には、あまりの大きさに驚きの声が出ました。
触ってみると、少し剥がれてしまっている箇所や、ササクレになっている箇所もあります。
綺麗に保管し、たくさんの方に見てもらうために、骨全体にコーティング剤を刷毛で塗っていきます。
表面を大きな刷毛で塗りながら、剥がれそうな箇所や穴は小さな刷毛で丁寧に。
骨をひっくり返しながら全体に何度も塗っていきます。

最後に風通しのいいところで乾かして完成。

塗り終わってみると、乾燥してカサカサだった骨が、不思議と表情を得たような、生きていた頃のその存在を取り戻してきたような、なんとも感慨深いものがありました。
10年以上前に亡くなったクジラの骨の一部ではありますが、今後、みなさんの前に出てきて、興味を持って触ってもらうことによって、クジラとして生きた証である大きな存在になっていくのだろうと思うと、とても意味のある貴重な経験となりました。

今回コーティングした骨は、この夏のイベントで展示予定です。
詳細が決まったらホームページ等でお知らせします。ぜひ大きな骨に会いに来てください!!


~ Special Thanks!! ~

● 一般社団法人JEAN
日本全国の漂着・散乱ごみの調査と情報の共有や海洋ごみ問題の対策促進のための活動や普及啓発などを行っている。
http://www.jean.jp/

● なにわホネホネ団
大阪市立自然史博物館を拠点に活動している骨格標本作成サークル。コドモ団員から様々な職種のオトナ団員まで、ホネ好きが集まって骨格標本作りをしている。
http://naniwahone.g2.xrea.com/

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