国際イルカ・クジラ教育リサーチセンター国際イルカ・クジラ教育リサーチセンター | アイサーチジャパン

入会のご案内
 

活動レポート

イルカのアイコン 兵庫県明石市での出張講座

明石市といっしょに放課後スクールでの講座をしてきました。


前半1時間は明石市からスライドによるSDGsの説明と絵本の読みきかせ、
後半1時間は粘土イルカを行いました。

小学1〜4年生の14名とお世話役の高校生3名が参加してくださりました。

ねんどイルカワークショップでは
「おれのイルカのシワかっこいいやろ」
「早く波が切れそうな背びれできた!」
「体に模様入れていい?かわいくするー」
と個性を大切にできる子ばかりで感動しました。

水のつながりのおはなしをすると、

「じゃあさあ、水って永久機関?ずっと回り続けるの?」
「ごみはね、人が捨てるんだよ。ちゃんとせなあかんよね」
「水もモノも大切に使わなかんね」

近くの海で拾ってきたゴミや自然物の漂着物も見せたら「今度海に行って拾って僕もつくる」
終わったあとは「今日めっちゃ楽しかった!イルカちゃん大切にする!」
とたくさん感想をお話ししてくれました。

イルカからつながる水、
水からつながる未来

子供たちの心にどんな宝物がうまれたのでしょうね。

イルカのアイコン ただいま黒潮町!Tシャツアート展2025に今年も参加してきました~ その1

みなさまこんにちは!関西ボランティアスタッフのアイです。

最後に活動レポート書いたのが2019年のTシャツアート展、黒潮町の記事でした(本人調べ)

そのときのレポートはこちらです。→ https://icerc.org/3574

今年も黒潮町(高知県)で開催された「Tシャツアート展」に、アイサーチ・ジャパンとして参加してきました。

>> 続きを読む

イルカのアイコン 第二回かわさきイルカ・クジラジュニアクラブ

こんにちは!新人ボランティアスタッフのようこです。
10月27日に第2回『海の環境学習 イルカクジラジュニアクラブ』を開催しました。

「海の環境学習 イルカ・クジラジュニアクラブ」は、イルカ・クジラの生態や海の環境について学び、自然とのつながりを感じて未来を考えるスクール型ワークショップ。かわさき市民公益活動助成事業として、4回にわたり学びを深めていくプログラムです。

2回目の今回は『イルカのすむ島からのメッセージ』と題して、元御蔵島観光協会事務局長の小木万布(こぎかずのぶ)さんを講師にお招きして、講演会を行いました。

子ども5名と保護者とスタッフ合わせて計16名の活動となりました。受付が始まると子どもたちがみんな嬉しそうに部屋に入ってきて、ワクワクしているのがとても伝わってきました。楽しい時間が始まります。

小木さんは御蔵島で20年以上にわたりイルカの調査をされているイルカのスペシャリストです。同時に観光協会を立ち上げイルカと人間が共存できる島を実現されて来られました。そこで、長年観察を続けているイルカの生態や関わり方、野生動物と私たちとの付き合い方や環境についてもわかりやすくレクチャーしていただきました。

御蔵島は断崖絶壁な島で平地がほとんどありません。船が接岸するのがとても難しく「月に行くより御蔵島に行く方が難しい」と言われるほど上陸が大変なようです。先月御蔵島に行った私も、上陸できない危機に直面しました。

イルカでとても有名な島ですが、島特有の動植物があります。「オオミズナギ」という海鳥や「ミクラミヤマクワガタ」が生息しています。植物では「ニオイエビネ」が有名です。

島民300人の御蔵島、イルカは150頭ほどいます。私たちは野生のイルカがいることがすごいと思いますが、島の人たちは生まれた時からイルカはとても身近な存在で自然なことなのです。イルカ好きにとっては憧れの島ですね。

御蔵島では1994年からイルカ調査が始まりました。

イルカ調査はどのようにしているか知っていますか? なんと…海に潜り一頭一頭全て個体識別をしています。身体の特徴、尾びれや胸びれの欠けや傷など特徴を見つけていきます。名前も一頭一頭あります。御蔵島のみなさんの愛情を感じますね。

そして、イルカと人間がよい関係でいるために「イルカウォッチング」の自主ルールもあります。

「イルカに触らない。触ろうとしない」「食事や交尾・出産などの自然な行動を妨げない」「イルカに餌を与えない」など。とても大切なことですね。

イルカウォッチングはイルカに影響していないのか?

私は先月イルカと泳いだ時にとても気になっていました。御蔵島の人たちのルール作りと、イルカの観察をしながら無理なイルカウォッチングをしていないことが、イルカが安心して暮らすことにつながっているようです。

今年はイルカが海水浴をしていた人を襲うというニュースもありましたね。

「どうしてイルカは人間に噛み付くことをするのかな?」

みんなで考えます。

「突然知らない人から抱きつかれたり触られたりしたらどうする?」

「野生動物との付き合い方はどうすればいいのかな?」

イルカのことが大好きなみんなはイルカの気持ちがわかります。絶対に動物たちをびっくりさせるような行動はしない。みんなの優しさが伝わってきます。

小木さんからみんなへの最後の質問「私たちが普段使っている水はどこに流れていくでしょうか?」

海が好きな子どもたちはみんな知っていました。家から流れていく水は川に流れてそして海へと流れていきます。

海を汚さないために普段の生活に優しい心配りをしていきましょう。

最後に子どもグループと大人グループに別れてグループディスカッション。

子どもグループでは、

「イルカ一頭一頭に名前をつけて身体の傷とかを全部ノートに書いていてびっくりした」

「この町の水も海につながっているから水を使う時に洗剤とか気をつけようと思った」

「人間の行動によってイルカに影響が出ることもあるから、SDGsにもつながる」

と、SDGsの話題へ。

さらにSDGs14の海のことに留まらず、SDGs15の陸のことにも発展し、

「人工林を整備すれば、木を切ってきれいな水を海に還すことができるから、山のお仕事も海をきれいにすることにつながる」

「ゴミのポイ捨てする人は、言えばやめてくれることもある。学校でできることは、手を洗う時に泡を使いすぎないようにする」

子どもたちが環境への意識をとても高めているのを感じました。

昨年から参加してくれている子が「学校で“SDGs係”を作った」という話や、「海の環境問題をクイズにして伝えていくことができるよ」と話してくれた子もいました。

自分の想いを伝えてそれをお互いに認め合い、これからにつなげていく子どもたちがとても輝いていました。

言葉にして考えや想いを伝えてくれる姿は本当に素敵です。

大人たちも御蔵島のイルカに心を魅了されていました。

イルカが好きな子たちがイルカ調査の一員になる日が来るかもしれないと私は楽しみにしています。

イルカのアイコン 第1回かわさきイルカ・クジラジュニアクラブ

ボランティアスタッフのナガイです

2024/10/6(日)に開催された【海の環境学習教室「イルカ・クジラジュニアクラブ」 in川崎】に参加しました。

昨年度に引き続き、イルカ・クジラの生態や海の環境について学び、自然とのつながりを感じて未来を考えるスクール型ワークショップ。かわさき市民公益活動助成事業として川崎市の小学生を対象に4回にわたり学びを深めていくプログラムです。

今年度の第一回は「多摩川クリーンアップ&粘土クジラ作り」。嬉しいことに昨年度のプログラム全4回をコンプリートした5年生の二人が、今度はキッズリーダーとして参加してくれました。

コンプリートがまだの子も引き続き参加してくれたり、中学生になってボランティアスタッフとして活動くれる人もいて、頼もしい限りです。

午前中は近くの多摩川の河川敷でごみ拾い、ゴールの二ヶ領せせらぎ館に向かって、大人チームと子どもチームに分かれてごみを拾っていきます。

イナゴや蝶やてんとう虫を見つけたり、地元の釣り人にご挨拶したり、人や自然と触れ合いながら茂みの中やブロックの隙間など、協力しあってごみを拾っていきました。

お友だちが一人で拾うのは大変そうなごみを一緒に拾ってくれる子や、手が届かなさそうな場所に落ちているごみも諦めずに上手にバランスを取りながら拾ってくれる子も印象的でした。

ゴールの二ヶ領せせらぎ館に到着すると、会館のスタッフの方と一緒にごみを分別

どんなごみが、どのくらいあったのかみんなで確認しました。

記録係は低学年の女の子、まだ小数点とか習ってないのにごみの重さを正確に記録してくれました。

お昼休憩を挟んで午後は、2階に上がってイルカクジラについて種類や、ロープを使ってクジラの大きさを体験。1階まで降りないと届かない大きさに驚いていました。

そして、粘土でクジラを作ろう!のコーナーではザトウクジラの身体の仕組みや餌の食べ方等を学びながら、大人も子どもも各々個性的なクジラが誕生しました。

その後は、イルカクジラといつまでも綺麗な海で暮らして行くにはどうしたらいいか、グループごと話し合い、発表します。

「ごみを捨てない」「大事に使ってごみにしない」「なるべくリサイクルする」「エコバッグや水筒を使う」「容器を持って行って量り売り出来るといい」等、いろいろな意見が出ました。

*子どもたちの感想*

「ごみがいっぱい拾えてすごく嬉しいです」

「今の自分の生活でふつうだと思っていたことでも、地球には悪くなることがあるから、自分で考えた方がいい」

「友だちとかに、“ごみ拾いとかしよう!”って言って、地球を守る」

今日学んだことを周りの人達に伝えることで、ひとりひとりは小さな変化でもみんなの力が集まって大きな変化になればと思います。

ご一緒したみなさん、貴重な時間をありがとうございました。

ICERC Japanホームページ:https://icerc.org/

Top