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イルクジWEB図鑑

G-SHOCK/BABY-G それぞれに泳ぐイルカ・クジラを紹介!監修:吉岡 基  イラスト:あらたひとむ

シロナガスクジラ

淡い灰と白のまだら模様が特徴。動物界最大種。成体になると1日4トンものオキアミを食べる。夏は大好物のオキアミを求めて北極や南極へ、冬は繁殖のために熱帯・亜熱帯へ回遊する。

シロナガスクジラ

英 名
Blue whale
IUCNレッドリストカテゴリー
EN ☆☆☆☆カテゴリー解説
主な生息地
世界中の海
大きさ
21~27m大きさ比較
学 名
Balaenoptera musculus
ナガスクジラ

体重は最大で70トンにもなり、世界最大のシロナガスクジラに次ぐ大きさである。主にオキアミを食べるが、シシャモやニシン、イカなどを食べることもある。

ナガスクジラ

英 名
Fin whale
IUCNレッドリストカテゴリー
VU ☆☆☆カテゴリー解説
主な生息地
世界中の海
大きさ
18〜22m大きさ比較
学 名
Balaenoptera physalus
ホッキョククジラ

黒くなめらかな体で、背びれはない。下あごの先が白く、その中に黒斑がある。ひげ板は最長4mで、ヒゲクジラの中で最も長い。北極の寒冷域の中で、季節的な回遊をする。

ホッキョククジラ

英 名
Bowhead whale
IUCNレッドリストカテゴリー
LC ☆カテゴリー解説
主な生息地
北極圏
大きさ
14〜18m大きさ比較
学 名
Balaena mysticetus
セミクジラ

大型クジラの中ではずんぐりとした丸い体をしており、大きく石のような白いコブ状のものが頭や下顎にあるのが特徴。口を開けたまま泳ぎながら、動物プランクトンをこしとって食べる。

セミクジラ

英 名
North Pacific right whale
IUCNレッドリストカテゴリー
EN ☆☆☆☆カテゴリー解説
主な生息地
北太平洋
大きさ
15〜18.3m大きさ比較
学 名
Eubalaena japonica
イワシクジラ

イワシの群れと回遊し、このクジラがみられると近くでイワシがとれ始めることからその名がついたという説もある。細長い体に最長0.8m前後の黒いひげ板を持ち、イワシやプランクトンを食べている。

イワシクジラ

英 名
Sei whale
IUCNレッドリストカテゴリー
EN ☆☆☆☆カテゴリー解説
主な生息地
北インド洋を除く世界中の温かな海~冷たい海
大きさ
12~16m大きさ比較
学 名
Balaenoptera borealis
マッコウクジラ

一生の2/3の時間を深海での狩りに費やすという説もあるほど、潜水が得意。筋肉に酸素をため込み約1時間潜っていられる。寿命60~70年の生涯の中で、睡眠は7%ほどという説もある。

マッコウクジラ

英 名
Sperm whale
IUCNレッドリストカテゴリー
VU ☆☆☆カテゴリー解説
主な生息地
世界中の海(コドモとメスは温かな海/オスは冷たい海へも回遊)
大きさ
11~18m大きさ比較
学 名
Physeter macrocephalus
コククジラ

体には多数の傷があり、フジツボやクジラジラミなどの寄生生物で覆われている。2015年にロシア沿岸からメキシコ沿岸まで太平洋を往復172日間、2万2511kmの旅をした個体がいると話題となった。

コククジラ

英 名
Gray whale
IUCNレッドリストカテゴリー
LC ☆カテゴリー解説
主な生息地
北太平洋の沿岸域
大きさ
12〜17m大きさ比較
学 名
Eschrichtius robustus
ニタリクジラ

頭部にある3本の稜線が特徴。大規模な回遊を行わず、一年中20℃以上の暖かい海に生息する。高知県黒潮町や鹿児島県笠沙においてウォッチングが行われている。

ニタリクジラ

英 名
Bryde's whale
IUCNレッドリストカテゴリー
LC ☆カテゴリー解説
主な生息地
世界中の比較的温かな海
大きさ
11.5~14.5m大きさ比較
学 名
Balaenoptera edeni
ザトウクジラ

クジラの中でも胸びれが縦に長いのが特徴。「ブリーチング」と呼ばれる大きなジャンプをする。冬は繁殖のため暖かい地域へ回遊する。小笠原や沖縄などでは、冬から春先にかけて見られる。

ザトウクジラ

英 名
Humpback whale
IUCNレッドリストカテゴリー
LC ☆カテゴリー解説
主な生息地
世界中の海を季節ごとに回遊
大きさ
11.5〜15m大きさ比較
学 名
Megaptera novaeangliae
ツチクジラ

比較的長いくちばし、膨らんだ頭部、そして全長の2/3くらいの位置にある小さな背びれを持つ。歳を重ねる毎に全身の白い傷が増えていくため、傷の量で年齢を概算することができる。

ツチクジラ

英 名
Baird's beaked whale
IUCNレッドリストカテゴリー
DD -カテゴリー解説
主な生息地
北太平洋、日本海、オホーツク海の南部
大きさ
10.7~12.8m大きさ比較
学 名
Berardius bairdii
ミンククジラ

胸びれに幅広の白い模様があり、細く尖った頭のうしろにV字の模様があるのが特徴。オキアミや小魚を海水ごと飲み込み、濾しとって食べる。1回の潜水で最大24回も摂食できるほど、摂食の速度が速い。

ミンククジラ

英 名
Common minke whale
IUCNレッドリストカテゴリー
LC ☆カテゴリー解説
主な生息地
世界中の海を季節ごとに回遊
大きさ
7~10m大きさ比較
学 名
Balaenoptera acutorostrata
コセミクジラ

生きた化石と言われ、2012年に200万年前に絶滅したと考えられていたクジラ類の古代グループ最後の生き残りだという研究結果が発表された。

コセミクジラ

英 名
Pygmy right whale
IUCNレッドリストカテゴリー
LC ☆カテゴリー解説
主な生息地
南半球の比較的温かな海
大きさ
5.5~6.5m大きさ比較
学 名
Caperea marginata
コビレゴンドウ

頭部は丸く、胸びれはヒレナガゴンドウに比べ小さい。日本近海では、南方系の「マゴンドウ」、北方系の「タッパナガ」の2つの地方型が知られている。群れは数十頭で、時に100頭を超す。

コビレゴンドウ

英 名
Short-finned pilot whale
IUCNレッドリストカテゴリー
LC ☆カテゴリー解説
主な生息地
世界中の温かな海
大きさ
3.6~6.5m大きさ比較
学 名
Globicephala macrorhynchus
ヒレナガゴンドウ

黒い体で、頭部のメロンが前方に出ている。胸びれが草を刈る“鎌”の様な形をしているのが特徴。人の2倍の新皮質をもっている。群れを作り、時には1000頭近い数で行動するほど社会性が強い。

ヒレナガゴンドウ

英 名
Long-finned pilot whale
IUCNレッドリストカテゴリー
LC ☆カテゴリー解説
主な生息地
北大西洋・南半球の冷たい海
大きさ
3.8〜6m大きさ比較
学 名
Globicephala melas
オキゴンドウ

全身黒一色で、別名「キュウリゴンドウ」というように細長い体つきをしている。シャチのように肉をえぐり取ることのできる歯を持つことから、「シャチモドキ」の異名もある。

オキゴンドウ

英 名
False killer whale
IUCNレッドリストカテゴリー
NT ☆☆カテゴリー解説
主な生息地
世界中の温かな海
大きさ
4.3~6m大きさ比較
学 名
Pseudorca crassidens
イッカク

最大の特徴は、雄の上唇を突き破って生えている角のような“牙”。背びれはなく、尾びれは銀杏の葉のような形をしている。繁殖期に雄は牙で優劣を決め多くの雌を獲得し、ハーレムを形成する。

イッカク

英 名
Narwhal
IUCNレッドリストカテゴリー
LC ☆カテゴリー解説
主な生息地
北極海
大きさ
3.8~5m大きさ比較
学 名
Monodon monoceros
アカボウクジラ

名前の由来は『赤ん坊に似てること』という説もある。ある個体は水深2992mまで潜り、また別の個体は138分間、海中にいたとされ、哺乳類最強の潜水能力とさえ言われている。

アカボウクジラ

英 名
Cuvier's beaked whale
IUCNレッドリストカテゴリー
LC ☆カテゴリー解説
主な生息地
大西洋、太平洋、インド洋
大きさ
5.5〜7m大きさ比較
学 名
Ziphius cavirostris
キタトックリクジラ

前に突き出したくちばしや、大きく張り出した頭部が特徴。水深1000m以上潜り、深海のイカを主に食べる。数頭~10頭の小さな群れで過ごす。

キタトックリクジラ

英 名
Northern bottlenose whale
IUCNレッドリストカテゴリー
DD -カテゴリー解説
主な生息地
北大西洋の冷たい海
大きさ
7~9m大きさ比較
学 名
Hyperoodon ampullatus
イチョウハクジラ

頭が小さく、くちばしが少し短いのが特徴。名前の由来は、下歯が銀杏の葉の形をしているため。体の色は薄い灰色で、大人の雄は繁殖期に闘った傷跡が見られる。

イチョウハクジラ

英 名
Ginkgo-toothed beaked whale
IUCNレッドリストカテゴリー
DD -カテゴリー解説
主な生息地
西インド洋・太平洋の温かな海
大きさ
4.7〜5.2m大きさ比較
学 名
Mesoplodon ginkgodens
コブハクジラ

額が平らで下顎が上顎よりも突き出している。たまに突き出した顎にフジツボがついていることもある。3~7頭程度の小さな群れを形成し、水深500~1000mの海域に好んで生息する。

コブハクジラ

英 名
Blainville's beaked whale
IUCNレッドリストカテゴリー
DD -カテゴリー解説
主な生息地
世界中の温かな海
大きさ
4.5~6m大きさ比較
学 名
Mesoplodon densirostris
カズハゴンドウ

ほっそりした体をしており、くちばしのない大きな口の周りは白く、喉の辺りに錨型の灰色のパッチがあるのが特徴。沖合にいることが多い。100頭以上の群れを形成して行動し、集団座礁してしまうこともある。

カズハゴンドウ

英 名
Melon-headed whale
IUCNレッドリストカテゴリー
LC ☆カテゴリー解説
主な生息地
熱帯・亜熱帯の海
大きさ
2.1~2.7m大きさ比較
学 名
Peponocephala electra
ユメゴンドウ

50頭以下の小さな群れをつくる。シャチのように獰猛だとされていて、イルカさえも捕食する。カズハゴンドウに似ているが、頭や胸びれの先端がより丸みを帯びている。

ユメゴンドウ

英 名
Pygmy killer whale
IUCNレッドリストカテゴリー
LC ☆カテゴリー解説
主な生息地
世界中の温かな海
大きさ
2.1〜2.6m大きさ比較
学 名
Feresa attenuata
オウギハクジラ

大人のオスは、下顎に1対の扇形の歯が生え、体表にはオス同士の戦いによる引っかき傷がある。日本海側での座礁が多く、日本海に多くいると推測されている。

オウギハクジラ

英 名
Stejneger's beaked whale
IUCNレッドリストカテゴリー
DD -カテゴリー解説
主な生息地
北太平洋とベーリング海の冷たい海
大きさ
5~5.3m大きさ比較
学 名
Mesoplodon stejnegeri
ハナゴンドウ

体に無数の白い傷があり、成長とともに増えて白くなっていく。上顎には歯が無く、餌は丸呑みする。群れで行動するが、他の種類のクジラやイルカとも行動することもあり、交雑種が生まれることもある。

ハナゴンドウ

英 名
Risso's dolphin
IUCNレッドリストカテゴリー
LC ☆カテゴリー解説
主な生息地
世界中の比較的温かな海
大きさ
2.6〜3.8m大きさ比較
学 名
Grampus griseus
オガワコマッコウ

目立った行動をしないため見つけることが難しい。主に座礁個体をもとに研究が進められているため未だ不明点が多い。長くて鋭い湾曲した歯を持つことから英名ではネズミになぞられられることもある。

オガワコマッコウ

英 名
Pygmy sperm whale
IUCNレッドリストカテゴリー
DD -カテゴリー解説
主な生息地
世界中の温かな海
大きさ
2.1~2.7m大きさ比較
学 名
Kogia sima
シナウスイロイルカ

「ピンクイルカ」とも呼ばれる。生まれた直後は黒い体色だが、成長とともに薄くなり全身がピンク色に変わる。通常30~40秒に1回の割合で呼吸を行い、潜水も4分以上行うことは稀である。

シナウスイロイルカ

英 名
Indo-Pacific humpback dolphin
IUCNレッドリストカテゴリー
VU ☆☆☆カテゴリー解説
主な生息地
インド東部~中国中部、東南アジア全域の温かな陸に近い海
大きさ
2~2.8m大きさ比較
学 名
Sousa chinensis
シャチ

地球上で最も広く分布する哺乳類の一種。英名が“Killer Whale”というだけあり、オタリアなどを捕食する獰猛なイメージが強いが、魚のみを捕食するタイプのシャチもいる。家族の絆が非常に強い。

シャチ

英 名
Killer whale
IUCNレッドリストカテゴリー
DD -カテゴリー解説
主な生息地
世界中の冷たい海
大きさ
5.5~9.8m大きさ比較
学 名
Orcinus orca
シロイルカ

全身が白色で、背びれはない。多彩な鳴き声を発することから、「海のカナリア」とも呼ばれる。夏には沿岸の浅い海域に大勢で集まる。

シロイルカ

英 名
Beluga
IUCNレッドリストカテゴリー
LC ☆カテゴリー解説
主な生息地
北極海とその周辺
大きさ
2.8~5m大きさ比較
学 名
Delphinapterus leucas
ヨウスコウカワイルカ

中国では「長江の女神」と呼ばれ、見たものは幸せになると伝えられてきた。極端に視力が弱くエコーロケーションに頼っている。繁殖が難しい個体のため、生息数も少なく飼育も困難。

ヨウスコウカワイルカ

英 名
Baiji
IUCNレッドリストカテゴリー
CR ☆☆☆☆☆カテゴリー解説
主な生息地
長江(揚子江)
大きさ
1.4~2.5m大きさ比較
学 名
Lipotes vexillifer
マイルカ

年齢や性別ごとに分かれたいくつかのグループが合わさり、何百~何千もの群れを作る。とても活発に行動し、ジャンプや尾びれなどで水しぶきをたてる姿を見ることができる。

マイルカ

英 名
Short-beaked common dolphin
IUCNレッドリストカテゴリー
LC ☆カテゴリー解説
主な生息地
世界中の温かな海
大きさ
1.7~2.4m大きさ比較
学 名
Delphinus delphis
マダライルカ

細いくちばしの先は白い。流線型の体にある白や黒の小さな斑点が名前の由来にもなっている。外洋に出ると数千頭の群れを形成することもある。鮪の群れと一緒に泳ぎ、漁師達に魚の位置を教えてくれる。

マダライルカ

英 名
Pantropical spotted dolphin
IUCNレッドリストカテゴリー
LC ☆カテゴリー解説
主な生息地
世界中の温かな海
大きさ
1.7~2.4m大きさ比較
学 名
Stenella attenuata
アマゾンカワイルカ

くちばしや胸びれは長く、背びれは短い。透明度の低い川に棲んでいるため、目がとても小さい。川底に生息するカニや小魚を食べる。小さなカメを食べることもある。

アマゾンカワイルカ

英 名
Amazon river dolphin
IUCNレッドリストカテゴリー
EN ☆☆☆☆カテゴリー解説
主な生息地
アマゾン川
大きさ
1.8〜2.5m大きさ比較
学 名
Inia geoffrensis
シロハラセミイルカ

泳ぎが速く、低い角度のジャンプを繰り返しながら移動する。数頭~数百頭の群れで過ごすが、1000頭以上の群れをつくることもある。

シロハラセミイルカ

英 名
Southern right whale dolphin
IUCNレッドリストカテゴリー
LC ☆カテゴリー解説
主な生息地
南半球の温かな海~冷たい海
大きさ
1.8~2.9m大きさ比較
学 名
Lissodelphis peronii
イロワケイルカ

白と黒の境がはっきりしてジャイアントパンダに見えるため「パンダイルカ」とも呼ばれる。活発で海面を高速で泳ぐ姿も見られる。イワシなどの魚やイカ、生息地によっては甲殻類も食べる。

イロワケイルカ

英 名
Commerson's dolphin
IUCNレッドリストカテゴリー
LC ☆カテゴリー解説
主な生息地
マゼラン海峡,南アメリカ南端の海域,ケルゲル諸島周辺海域
大きさ
1.3~1.7m大きさ比較
学 名
Cephalorhynchus commersonii
スナメリ

くちばしも背びれもなく、なめらかな体つきの白っぽいイルカ。日本でも古くから沿岸域でよく見られたため、多数の地方名を持つ。ベルーガとともにバブルリングでも知られ、水族館でも会うことが出来る。

スナメリ

英 名
Narrow-ridged finless porpoise
IUCNレッドリストカテゴリー
EN ☆☆☆☆カテゴリー解説
主な生息地
東アジアの陸に近い海
大きさ
1.9m大きさ比較
学 名
Neophocaena asiaeorientalis
ネズミイルカ

くちばしから胸びれにかけた筋状の模様が特徴。潮を吹くときは、くしゃみに似た独特な音を鳴らす。船に近づくことは滅多になく、ジャンプをする姿もほとんど見られていない。

ネズミイルカ

英 名
Harbor porpoise
IUCNレッドリストカテゴリー
LC ☆カテゴリー解説
主な生息地
北太平洋・北大西洋の温かな海~北極あたりの陸に近い海
大きさ
1.4~1.9m大きさ比較
学 名
Phocoena phocoena
カマイルカ

なめらかなカーブの背びれが草を刈る“鎌”に似ている。群れで生活していて、数百頭からなる大群をつくることもある。ジャンプなどアクロバティックな行動をよくする。好奇心旺盛だが警戒心が強い。

カマイルカ

英 名
Pacific white-sided dolphin
IUCNレッドリストカテゴリー
LC ☆カテゴリー解説
主な生息地
北太平洋の比較的冷たい海
大きさ
1.7〜2.4m大きさ比較
学 名
Lagenorhynchus obliquidens
ダンダラカマイルカ

体側の白い部分が砂時計模様をつくる。動きは活発で、船の作る波に乗ったり、水面からジャンプしたりする。大型のクジラや海鳥と行動を共にすることがある。

ダンダラカマイルカ

英 名
Hourglass dolphin
IUCNレッドリストカテゴリー
LC ☆カテゴリー解説
主な生息地
南極の周囲
大きさ
1.6~1.8m大きさ比較
学 名
Lagenorhynchus cruciger
ハンドウイルカ

「バンドウイルカ」と呼ばれることが多い、日本の水族館で最も多く飼育されてる種類。泳ぎの達人と呼ばれ、高速船よりも早く泳ぐことができる。好奇心旺盛のため、時には船について泳ぐこともある。

ハンドウイルカ

英 名
Common bottlenose dolphin
IUCNレッドリストカテゴリー
LC ☆カテゴリー解説
主な生息地
世界中の温かな海
大きさ
1.9~3.9m大きさ比較
学 名
Tursiops truncatus
イシイルカ

大きな身体のわりには頭が小さく、扇型のような尾びれという、非常に特徴的な外見をしている。小型鯨類の中では有数の泳ぐスピードを誇り、船の引き波に乗ることもある。

イシイルカ

英 名
Dall's porpoise
IUCNレッドリストカテゴリー
LC ☆カテゴリー解説
主な生息地
北太平洋の比較的温かな海~冷たい海
大きさ
1.7~2.2m大きさ比較
学 名
Phocoenoides dalli
コガシラネズミイルカ

世界最小のイルカ。ヨウスコウカワイルカとともに鯨類の中で最も絶滅の危機に瀕している。水深30m程の浅い沿岸海域を好み、1~3頭の群れで生活している。目と上下唇が黒く体型がずんぐりしている。

コガシラネズミイルカ

英 名
Vaquita
IUCNレッドリストカテゴリー
CR ☆☆☆☆☆カテゴリー解説
主な生息地
カリフォルニア湾北部の浅い海
大きさ
1.2~1.5m大きさ比較
学 名
Phocoena sinus
セッパリイルカ

非常に小型な種類。産まれた直後の体重は9キログラム程度であるが、成長すると40~60キログラム程となる。背びれが丸びをおびている。

セッパリイルカ

英 名
Hector's dolphin
IUCNレッドリストカテゴリー
EN ☆☆☆☆カテゴリー解説
主な生息地
ニュージーランドの浅い海
大きさ
1.2~1.5m大きさ比較
学 名
Cephalorhynchus hectori
メガネイルカ

目の周りに、メガネのような黒いパッチ模様がある。背びれはオスとメスで形が違い、オスの背びれの方が大きくて丸い。泳ぐのが速い。

メガネイルカ

英 名
Spectacled porpoise
IUCNレッドリストカテゴリー
LC ☆カテゴリー解説
主な生息地
南極周辺の冷たい海
大きさ
1.3~2.2m大きさ比較
学 名
Phocoena dioptrica
ハシナガイルカ

くちばしは細く長く、背びれが三角形になっている。生息地によって体の灰色の濃度が違う。数千頭にも及ぶ大群で行動することもある。スピンジャンプをするなどアクロバティックなこともする。

ハシナガイルカ

英 名
Spinner dolphin
IUCNレッドリストカテゴリー
LC ☆カテゴリー解説
主な生息地
世界中の温かな海
大きさ
1.3~2.1m大きさ比較
学 名
Stenella longirostris
セミイルカ

北太平洋で唯一、背びれをもたないこの細長いイルカ。体形がセミクジラに似ていることからその名がついた。数百頭規模の大規模な群で行動し、群集性が強い。

セミイルカ

英 名
Northern right whale dolphin
IUCNレッドリストカテゴリー
LC ☆カテゴリー解説
主な生息地
北太平洋の温かい海
大きさ
2~3m大きさ比較
学 名
Lissodelphis borealis
コシャチイルカ

小さくずんぐりした体型に三角形の背びれがある。腹側は白く、胸びれより後ろの側面に白い模様がある。活発的な性格で、船が作る波に乗ったり、垂直にジャンプする姿も観察されている。

コシャチイルカ

英 名
Heaviside's dolphin
IUCNレッドリストカテゴリー
NT ☆☆カテゴリー解説
主な生息地
アフリカ南西部の浅い海
大きさ
1.6~1.7m大きさ比較
学 名
Cephalorhynchus heavisidii
ハラジロカマイルカ

行動によって群れの大きさが異なり、時には数百頭にもなる。とても活発な性格で、休むとき以外は常に動き回っており、豪快で多様なジャンプをする。

ハラジロカマイルカ

英 名
Dusky dolphin
IUCNレッドリストカテゴリー
LC ☆カテゴリー解説
主な生息地
南半球の陸に近い比較的冷たい海
大きさ
1.6~2.1m大きさ比較
学 名
Lagenorhynchus obscurus
カワゴンドウ

「イラワジイルカ」とも呼ばれる。体つきはベルーガに似ている。沿岸や河川で餌を採るため、柔軟に動く首や、大きな胸びれを持つ。生息域の河川では、人間の活動の影響で個体数が大きく減っている。

カワゴンドウ

英 名
Irrawaddy dolphin
IUCNレッドリストカテゴリー
EN ☆☆☆☆カテゴリー解説
主な生息地
東南アジアや南アジアの陸に近い海と一部の川や汽水湖
大きさ
2.1~2.6m大きさ比較
学 名
Orcaella brevirostris
スジイルカ

細長い体の中に黒く細長いスジが入った模様をしているイルカ。群れの大きさは分布によって違い、マイルカと混合して群れをつくることもある。

スジイルカ

英 名
Striped dolphin
IUCNレッドリストカテゴリー
LC ☆カテゴリー解説
主な生息地
世界中の比較的温かな海
大きさ
1.8〜2.5m大きさ比較
学 名
Stenella coeruleoalba
シワハイルカ

歯に細かい縦シワがあることからその名がついた。くちばしから滑らかにつながる円錐形の頭部を持ち、小型の魚やイカを主に食べる。

シワハイルカ

英 名
Rough-toothed dolphin
IUCNレッドリストカテゴリー
LC ☆カテゴリー解説
主な生息地
世界中の温かな海
大きさ
12.1~2.6m大きさ比較
学 名
Steno bredanensis

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IUCNレッドリストカテゴリー

絶滅 EX ★★★★★ すでに絶滅したと考えられる種
野生絶滅 EW ★★★★★ 人間の飼育下、もしくは元の生存域外で生存している種
絶滅危惧IA類 CR ☆☆☆☆☆ ごく近い将来、野生での絶滅の危険性がとても高い種
絶滅危惧IB類 EN ☆☆☆☆ 近い将来、野生での絶滅の危険性が高い種
絶滅危惧II類 VU ☆☆☆ 絶滅の危機が増大している種
準絶滅危惧 NT ☆☆ 存続基盤が貧弱な種
軽度懸念 LC ☆ 上記に該当しない/分布が広いものや個体集の多い種
情報不足 DD - 評価するだけの情報が不足している種

参考文献

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