国際イルカ・クジラ教育リサーチセンター国際イルカ・クジラ教育リサーチセンター | アイサーチジャパン

入会のご案内
 

活動レポート

イルカのアイコン Tシャツアート展出展 番外編 「黒潮町に恋しちゃう」Vol.1

こんにちは!スタッフのSです。

今回はアイサーチのスタッフが増えたので、ニタリクジラを観られることで知られる「大方ホエールウォッチング」にも参加することが出来ました!

まずは入野港のホエールウォッチングセンターへ。
こちらではロッカーに荷物を預けたり、「じぃんず工房 isa」製のニタリクジラの背びれ型のクッション(等身大!)や海洋堂とのコラボフィギュアなどのレアなグッズを購入することも出来ます。

乗船前には大方で見られる鯨類の説明や、ウォッチングのアドバイスを聞くことが出来るので、はじめての人も安心して参加することが出来ます。
イルカ・クジラ好きの人には、最近、現れるようになった珍しいユメゴンドウのお話などが興味深いと思います。
岸壁のクジラのペイント前で記念写真を撮ることもオススメなので、少し早めの到着がオススメです!

レクチャーが終わると、漁師さんの漁船に分かれて出港します。
この日は晴れた凪の海だったので、澄みきった海面が美しく、風を切って走る船に乗っているだけでも気分爽快でした。

 出港して1時間を過ぎた頃、海面に三角の背びれが!

つかの間の遭遇だったので写真は撮れませんでしたが、ハンマーヘッドシャークを観ることが出来ました!
しかし、腹部にはちぎれた釣り具が…。
釣り上げることを避けて糸を切られてしまったのか、痛々しい姿が悲しかったです。
他にも、大方のウォッチングではマンボウやウミガメと出会えることがあるそうです。

引き続き、ニタリクジラのブロー(潮吹き)や、魚や鯨類が集まる目印となる海鳥の姿を探していると、なんと500頭ほどのマイルカの群れが現れました!

イルカの群れは船の帆先に寄って来てスイスイ泳いだりしながら、同じエリアに留まっている様子。

360度、どこを見回しても海面をジャンプするマイルカの姿が…。
そんな贅沢な光景をゆったりとウォッチングすることが出来ました。
ちびっ子イルカ達の「トポン!」と音を立てながら、尾びれを沈ませるジャンプがとても微笑ましかったです。

小一時間ほど経つと、サービス精神旺盛な船長さんが「クジラ観に行くよー!」とニタリクジラを探しに船を出してくれました。
次第に速度を上げる船と競うようにフルスピードで後をついて来るイルカ達は、興奮しているのか腹部がピンク色に見えました!

豊かな黒潮の海を、なめらかに泳ぐ美しいイルカの姿に、最後は思わず目頭が熱くなりました。

その後は、黒潮町・砂浜美術館の館長ことニタリクジラに出会うことは叶いませんでしたが、海の上からTシャツアート展を眺めながら寄港しました。

大方のホエールウォッチングは平成元年(1989)にスタートしており、数々の生態調査に協力したり、鯨類の勉強を重ねた経験豊富な船長さんが揃っているそうです。
実際に、土佐湾の遠洋ではミンククジラやマッコウクジラがいるといった鯨類のお話から、漁師でありながら、お刺身もお酒も大の苦手といった船長さんの意外なエピソードで盛り上がり、地元の人のあたたかさにも触れることが出来ました。
私は観光用の船やクルーザーでのウォッチングしか知らなかったので、より臨場感のある漁船でのウォッチングそのものも楽しかったです!

前日には船からビーチが見える近距離でニタリクジラが現れたという大方のホエールウォッチング。

今回のウォッチングを通じて、私たち人間のすぐ側に広がる海に、たくさんのイルカやクジラが暮らしていることを体感することが出来ました。

今回のウォッチングは、ただ楽しいだけでなく「All as One 〜みんな一つにつながっている〜」というアイサーチのテーマや、海洋汚染についてなど、自分自身の考えを深める特別な機会になりました。

自然との出会いは一期一会ではありますが、少しでもご興味があれば、是非、ホエールウォッチングに出かけて、海そのものを身近に感じてみてくださいね。

 皆さんにも素晴らしい出会いがありますように!



Tシャツアート展 出展レポート本編はこちら↓
令和スタート!今年もTシャツアート展に出展しました

イルカのアイコン 令和スタート!今年もTシャツアート展に出展しました

こんにちは!
ボランティアのしょーこです。

今年のゴールデンウイークも『砂浜美術館Tシャツアート展』に出展してきました!

「クジラに逢える町」高知県黒潮町で開催されている砂浜美術館へのアイサーチの出展も今年で5年目。

私自身は初めての黒潮町だったのですが、毎年来ていただいているようなリピーターのお客さまも多く、充実した出展となりました。

昨年までのイルカやクジラの住む海に浮かぶ “ごみ” だけをすくって、イルカ・クジラを救う『イルカすくい』や、箱の中のクジラの身体のパーツを当てる『なんだろうボックス』に加えて、
今年は、〇×クイズでイルカ・クジラを知ってもらう『イルカ・クジラ トリビアのトビラ』、ちょっと上級者向けの『イルカ・クジラ クイズ』を新たに出しました。

10連休の効果も相まって、想像以上のたくさんの方にお越しいただいた二日間。

『イルカすくい』だけでも2日間でなんと240名もの参加者に挑戦していただきました!

はじめましての子供たちも、常連さんの子どもたちも、真剣な顔で『イルカすくい』に挑戦。

キレイな海を実現した後は、オウギハクジラのおなかの中にたまってしまったごみの話も一生懸命聞いてくれました。

常連さんたちの中には「毎年来てるから知ってるよ!」と時にスタッフよりも上手くルールやごみの話を解説してくれる子どもたちもいて、毎年の出展がちゃんと子どもたちの心に残って繋がっていくのだなと強く実感しました。

また、今回は『なんだろうボックス』の片方にマッコウクジラの歯を入れていたのですが、
なんと持参したフリーペーパー「FLIPPER」にマッコウクジラの特集号が!

マッコウクジラに興味を持ってくれた子どもたちが、そのまま「FLIPPER」を手に取り、大事そうに抱えて帰る後ろ姿に、またひとつきっかけを与えられたのかなと嬉しくなりました。

さらに、今年は例年子どもたちが熱中しているのを眺めるだけだった大人たちも『イルカ・クジラ トリビアのトビラ』に挑戦!

イルカ・クジラの知識を深めつつ、ブースを楽しんでいただくことができました。

最近話題のマイクロプラスチック問題について話したりと、大人も大人で海洋環境のごみ問題に思いを馳せたり。

他にも地元の方に差し入れを頂いたり、お互い地元は別の場所なのに年1回黒潮町で会う繋がりを得たり。

盛りだくさんな2日間となりました。

豊かな自然の中で、そしてイルカクジラの住む海の真ん前で活動ができたのはとても幸せでした。

皆に、そして今回は会えなかったニタリ館長に会うために、また来年も来よう、そんな思いを胸にこれからも活動していきたいと思います!

ちなみに、出店の中での個人的な推しメニューはカレーカツでした。
高野豆腐×チーズ×カレーは絶品ですので、機会があればこちらもぜひお試しください!


Tシャツアート展 初参加のボランティアスタッフによる
レポート番外編 「黒潮町に恋しちゃう」Vol.1 & 2 はこちら↓
Tシャツアート展出展 番外編 「黒潮町に恋しちゃう」Vol.1
Tシャツアート展出展 番外編「黒潮町に恋しちゃう」Vol.2

イルカのアイコン TOBICHIで海にもぐってみた ~もうひとつの大哺乳類展2~

国立科学博物館で開催中の「大哺乳類展2ーみんなの生き残り作戦」

監修されているモグラの専門家・川田伸一郎さんとクジラの専門家・田島木綿子さんが対談されている 「ほぼ日刊イトイ新聞」でのインタビュー「モグラの先生・クジラの先生に聞く、われら「哺乳類」のおもしろい話。」もとーっても面白いのです。

そして、なんと大哺乳類展2から飛び出して、クジラとモグラに特化した、もうひとつの大哺乳類展2が、ほぼ日のギャラリースペースで開催(2019.4.29から5.12まで) されています。

「モグラとクジラ 土にもぐる、海にもぐる。」

看板を見てお気づきでしょうか?

そう、whale artist あらたひとむさんのイラストです。

中に入ると・・・

科博では見られない、原画や標本の数々!

これはファンにはたまりませんね!!!

標本(本物の骨)には、実際に触ることができるので、質感や重さをじっくり感じ、観察できます。

ほぼ日ならではの、優しくわかりやすい表現、くすっと笑え、ハッとおどろく解説がとても勉強になりました。

入り口付近には、関連グッズや来場者からの質問コーナーもありますよ。

隅から隅まで楽しめるだけじゃなく、科博とTOBICHIの両方に行くと、オリジナルポストカードももらえるんだとか!(もちろん、もらいました。笑)

大きなクジラ、小さなモグラ、全然違って見えるけど、同じ哺乳類。

ほかの生き物と比べると見えてくることっていっぱいあるんですね。

とても不思議で、とてもおもしろい!だから、生き物って大好き!!!

(こつぶ)

Top