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活動レポート

イルカのアイコン ICERCレクチャー「知りたい!会いたい!大阪湾に暮らすスナメリたち」を行いました

9月12日(日)。今回は、関西企画初のレクチャーとして人間生活圏に最も近いところで暮らすイルカ=スナメリについて、海遊館で大阪湾のスナメリ調査をしている石川恵さんに講演いただきました。

参加者は10名。スナメリの生態から始まり、大阪湾での観察会の様子を動画で紹介いただいたり、スナメリたちが暮らす大阪湾の生態系もお話いただきました。
大阪の海と聞くと、工場が立ち並ぶ護岸されているイメージがあるのですが、大阪湾には確実にスナメリがいて、わたしたちが思っている以上に多くの生き物が生息している豊かな海であることを知ることができました。もっと大阪湾のことを知ることもスナメリたちが暮らす海であり続けるために必要かもしれません。

また講演の中では、海遊館の想いにも触れられ、よくよく聞いてみると、なんとアイサーチのAll as Oneと同じ!「みんなつながって生きている」という考えを持たれているそうです。
海遊館の展示にも詳しく書かれているそうなので、気になる方はぜひ行ってみてください。生き物たちはもちろん、展示の読み物もおもしろそうですね。

そして、1時間半の話のあとは、どどーっと質問が寄せられ、30分間の質疑応答はあっという間。また調査船に乗ってスナメリに会いたい、いつか必ず調査船に乗りたい、という声も聞こえました。私もみなさんと同じ思いです!

石川さん、参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
スナメリたちが暮らす海がすぐそこにあることをもっと関西圏に暮らす人にも知っていただけるようチーム関西盛り上げていきたいと思います。

(スタッフたかこ)


海遊館
https://www.kaiyukan.com/

↓海遊館の行っている大坂湾スナメリ調査についてもぜひご覧ください
https://www.kaiyukan.com/connect/laboratory/sunameri/



助成:地球環境基金 LOVE BLUE
協力:海遊館 石川恵さん

イルカのアイコン 「イルカ・クジラを楽しく学んでエシカルな一歩を踏み出そう!in atre大井町店」を開催しました

こんにちは!ボランティアスタッフ初参加のりなです。8月28日(土)に、Ethical&SEA(エシカルシー)とのコラボイベント、「イルカ・クジラを楽しく学んでエシカルな一歩を踏み出そう!in atre大井町店」を開催しました。Ethical&SEA(エシカルシー)は、“エシカルな生き方を広げ次の世代まで青い地球を残す”ことを目指し、人と環境のみならず、社会にも配慮をした商品を扱うセレクトショップです。

8月最後の週末ということもあり混雑を避けるため、1グループ毎に順番にまわって体験してもらいました。みなさん、手慣れた様子で消毒をするなどして感染症予防対策にご協力くださいました。

ブースの入り口、目を引くのは、迫力あるザトウクジラのタペストリーと、Tシャツミュージアム。原寸大尾びれの大きさに驚かれている方が多く、ただ数字で体長をお伝えするよりもその大きさを実感してもらえたように思います。

Tシャツミュージアムでは、日本近海に生息する鯨類およそ25種を展示。「水族館で見たことある!」「シャチ日本で見られるの!?」などなど、様々な反応がありました。(個人的にはシャチ人気に驚きました…)このTシャツは販売していないのですが、販売を求める声が多数あったことも、イルクジに対する関心の大きさが表れているのではないでしょうか。

やはりといいますか、一番人気は、本物のひげ板・歯・骨を実際に触って観察するコーナー。小さい子から、大人の方まで、興味津々…シワハイルカの歯の表面を虫眼鏡で観察してみると、「シワが入ってる!」と、名前の由来に納得のご様子。鯨類の骨密度が小さめで、スカスカなことも多くの方に気付いてもらえました。こちらが言うよりも先に特徴を発見してもらえて、解説をしていて非常に楽しかったです。

イルクジについて学んだ後は、海や、環境問題のお話。一頭のオウギハクジラの胃から発見された、大量のゴミの写真にはじまり、海、川、陸は水を通してつながっている、という話をさせていただきました。どうしたら海のゴミを減らすことができるのか?海に直接ゴミを捨てないということはもちろんですが、実はその上流にある街や陸から風や川の流れによって海へと蓄積することの方が大きな原因だと言われています。

(※参考:陸域から河川への廃棄物流出メカニズムの共同調査/日本財団クリーンアップ結果報告2018/JEAN

まずはゴミを適切なところに捨てる、そもそも排出するゴミの量を減らすなど、根本的なところでの対策を、来場してくださった方々と一緒に考えるきっかけになりました。
ゴミを減らす、ということで、エシカルシーで販売されている「何度でも使えるシリコンストロー」「スタッシャー(シリコン製容器)」などの商品に目を向けていただけたのも嬉しかったです。
ブースを何周もしてくださる方や、以前アイサーチの別のイベントに参加されて今回また来てくれた方も(!)いて、その再会にスタッフも大喜び。私も様々な方にお会いすることができ、全体を通して非常に楽しく、勉強になった1日となりました。

エシカル(ethical)とは、もともと「道徳上の、倫理的な」という意味を持っていた言葉ですが、今は「人や地球環境、社会、地域に配慮した考え方や行動」に対して用いられているようです。

(※参考:エシカル消費とは/消費者庁

ただ環境に配慮するというよりも、それが社会や使う人、地域に対して及ぼす影響まで考慮した、より現実的で受け入れられやすい概念かなと思います。今回のイベントを通して、今後もっとこのエシカルな生き方が広まっていけば、そして、アイサーチとしてそのお手伝いをさせていただければ良いなと感じました。

最後に、イベントにお越しいただいた皆様、そして、一緒にイベントを開催してくださったエシカルシーの皆様に厚くお礼を申し上げます。ありがとうございました。

イルカのアイコン 協力イベント【夏休み自由研究オンラインワークショップ「日本で逢えるクジラについて知ろう!」ニタリクジラとザトウクジラの違い 黒潮×座間味】が行われました

前日のねんどクジラの企画からのご縁で、こちらのワークショップにも携わらせていただきました。
春に大人向けの講座に参加させていただいて、とても興味深かった内容が子ども向けにリニューアル!
同じヒゲクジラ、いったい何が違うの???と大人でも難しいのですが、子どもたちの理解力と吸収力はすごいです!!
私(石塚)もちょっとだけしゃべらせてもらいましたが、始終ほほぅ~とうなずいてばかり。パワーアップしていて、これはもう一回、大人向けにもぜひお願いしたい~と思うほど、濃い濃い内容でした。
子どもたちの自由研究がどのように仕上がるのか楽しみです!

参加いただいたみなさん、カラフルウェーブ大坪さん(座間味)・大方ホエールウォッチング大迫さん(黒潮)、ありがとうございました!!

イルカのアイコン オンラインワークショップ「ねんどでクジラを作ってくじら博士になろう!」を行いました

8月21日(土)、座間味のクジラ博士 つぼっち こと大坪弘和さん(カラフルウェーブ)といっしょにオンラインワークショップを行いました。
20年以上続けているねんどでクジラ(イルカ)をつくろうのワークショップ。オンラインで行うのは今回が初めて!入念な打ち合わせとリハーサルを繰り返し、ドキドキワクワク本番に挑みました。

クジラの解説は、クジラ博士の つぼっち。クジラってどんな生きもの?から始まり、座間味で出会ったクジラたちの様子を動画で見ながら学びます。盛大なジャンプに歓声が鳴り響く様に、画面越しに驚きの表情がうかがえました。

ねんど工作は、体の特徴をつぼっちにが説明し、作り方をアイサーチ たかちん(私、石塚誉子)が実演しながら進めます。
難しい工程もありましたが、おうちの方と協力したり、大人の方はこだわりを見せたりと、集中して作り上げました。今回生まれた11頭のクジラたち。本物のクジラと同じでどのクジラも世界にたった1頭だけ!
最後はみんなで見せあって、記念撮影↓

ぜひおうちに飾って座間味のクジラを思い出してくださいね

クジラのことを学んだあとは、クジラとわたしのつながりを考えるお話です。クジラたちが困っていることってなに?座間味で実際に見てきたクジラのこと、海のことを大坪さんにも伺いました。少し難しく、心が痛くなるような話でも参加者のみなさんは、しっかり画面を見て、真剣に話を聞いてくれました。
わたしにできることはなんだろう・・・?(これって実は今話題のSDGsなんです!)
つぼっちの「無理なく長く続けることが大切」にみんなうなずき、それぞれにできることをワークシートに書きました。

みなさんの「わたしとクジラの未来につながる、今、わたしにできること

・スポーツごみ拾いや自治体のゴミ拾いに積極的に参加していく
・スポーツごみ拾いに参加したり、自分だけでごみ拾いなどをする
・リサイクルする
・ゴミ拾いをする
・ゴミを捨てない
・ゴミを増やさない
・リサイクルする
・使い捨ての物なるべく使わない

クジラとわたしたちの未来へアクションを起こす仲間になってくれてありがとうございます!
「できること」は変わっても大丈夫!どんどん新しいできることを見つけたり、増やしたりして、続けて行ってもらえたらと思います。

2時間という長丁場でしたが、最後まで取り組んでいいただけたこと大変うれしく思います。
自由研究がどのように仕上がるかもとても楽しみです。
私もつぼっちもとても楽しい時間でした!心からありがとうございました!!



助成:地球環境基金 LOVE BLUE
協力:カラフルウェーブ 大坪弘和さん

イルカのアイコン ビーチクリーンアップin江井島を行いました

6月28日(日)に明石(兵庫)の江井島海岸にてビーチクリーンアップを行いました。
今回、共催いただいた江井島の海と子どもを守る会さんは、この海岸で26年間、月1回の海岸清掃を続けてこられています。住んでいる地域の海をきれいにしたい、子どもたちが安全に遊べるようにしたいと始めた活動は、市にゴミ箱の設置や回収を依頼したり、まちづくり協議会や自治会と連携し海岸清掃や環境学習を実施したりと、地域に広がり根付いています。

まずは、イルカ・クジラを知るミニワークショップ。本物のクジラの骨やヒゲの展示、イルカ・クジラの大きさ体験やクイズ大会でイルカ・クジラについて少し学びます。実は、ここ瀬戸内海にも小さなイルカ、スナメリが棲んでいます。江井島から西に30分ほど行くと陸からも見えるんです。
そして、ごみ拾いの前に、海と子どもを守る会の代表・安田さんより海岸清掃の注意事項など説明をいただきます。

さぁ、いよいよごみ拾い!
週末には多くの人が賑わう海岸ですが、清掃活動のおかげか、大きな目立ったゴミは少ない様子。
それでも下を向いて歩いているとそこかしこに細かいごみが…
座ってじっくり拾っている人もいました。

ゴミに交じって貝や木の実などの自然物もありました。
宝物探し(ビーチコーミング)をするのもクリーンアップの楽しみのひとつです。
子どもたちはタカラモノを探す名人ですね!

スタッフ含め32名の方々と海をきれいにすることができました。
エイの来るところ江井島、今度はスナメリにも会えるといいですね。
ご参加ありがとうございました!


助成:地球環境基金 LOVE BLUE
協働:江井島の海と子どもを守る会

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