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活動レポート

イルカのアイコン 海の学び・指導者研修会に参加してきました

こんにちは、事務局Iです

1月26,27日に愛媛県総合科学博物館にて行われた「海の学び・指導者研修会」に参加してきました。

愛媛科博

子どもたちと海について学ぶとき、どうしたらうまく伝わるか…

「伝える」ということを模擬プログラムを通して学術的に学び、考える貴重な時間となりました。

プログラムの構成や考え方、伝える手段…ほかにも、実践したくなるような素晴らしいアイディアの数々、この場で学んだことをどんどん活動に行かしていきたいと思います。

 

この講座、企画展「めぐみの海 瀬戸内海」に合わせて開講されました。

せっかくなので少し早めに行って、知ってるようで知らない瀬戸内海のことを見てきました。

愛媛科博展示入口

瀬戸内の砂は白っぽいけど、どうして?

マンモスがいたってホント?

香川県の円錐状の山が海と関係している!?

(↑驚いた事柄の一部です)

ご存知の方も多いと思いますが、瀬戸内には小型のイルカ、スナメリが棲んでいます。

また、昔からしばしばイルカやクジラが訪れることがあり、日本昔話にもその話があります。(その話はいずれまた)

瀬戸内の素晴らしい自然とその魅力や瀬戸内の暮らしは海のとても近くにあることを知ると同時に、これからもその中で暮らしていくためのヒントを見つけることができると思います。

企画展は今週末の1月31日まで!

ぜひ足を運んでみてくださいね。

 

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イルカのアイコン 「エコプロダクツ2015」に出展しました

12月10日から12日まで、東京ビッグサイトで開催された「エコプロダクツ2015」に出展しました。

生物多様性ゾーンでの中での出展で、生物多様性ナレッジスクエアのスタンプラリーにも参加しました。

ecopro2015 (2)

私たちのブースでは、アイサーチ海の環境学習教室のミニプログラムの中からホンモノのイルカクジラの歯やヒゲに触れる「なんだろうBOX」、日本近海にいるイルカクジラを25種調べられる「Tシャツミュージアム」などを展示、石けんや手ぬぐいなど環境にやさしい商品の販売を行ったりしました。

学校の社会科見学で来てくれた子どもたちのグループも多く、あらかじめ質問を用意してくれたりして、メモを取りながら熱心に話を聞いてくれました。

ecopro2015 (1)

今年は平日にシニアの方も多くお立ち寄りくださり、「中々こんなに詳しくお話することないから、楽しかった」と言ってくださる方もいて、スタッフもとても嬉しかったです。

学校の先生や施設の方も訪れてくださって、またアイサーチの活動現場が増えるかもしれません。

 

金曜日には、来年2月に開催するワークショップ「ねんどで作るザトウクジラ」の講師を務める成田さんがザトウクジラ作りの実演をしてくれました。

多くの方が興味津々で見ていかれました。

まだ募集中ですので、ご興味のある方はお早目にお申込みください。

→ 詳細はコチラ ←

 

三日間の会期中、日替わりでたくさんのボランティアがブースの運営を支えてくれ、みんなの力でたくさんの方にお話をすることができました。

これからも、「いつまでもイルカクジラに出会える地球であるために」、さまざまな機会で多くのみなさんにメッセージを伝えていきたいと思います。

イルカのアイコン アイサーチレクチャー「ザトウクジラが帰ってきた島」を開催しました

2015年12月5日(土)東京・青山にてアイサーチレクチャー「ザトウクジラが帰ってきた島」を開催しました。

講演いただいたのは、沖縄県座間味島からやってきてくださった大坪弘和さん。

海況が悪く、木曜日に座間味島を船で出て、この日を迎えてくださりました。

otsubofece20151205

大坪さんは1995年から座間味村ホエールウォッチング協会のガイドとなり、2009年より事務局長として長期間、座間味のホエールウォッチングに携わっている方です。

座間味村は座間味島、阿嘉島、慶留間島の3つの有人島を含む離島村です。

 

明治以前より名護周辺の地域で行われていたピトゥ漁に本土の大手企業が参入した影響で座間味の海ではザトウクジラが見られなくなっていました。

その後、1985年に再びザトウクジラが目撃されるようになり、1991年、座間味村ホエールウォッチング協会を設立。

協会の目的は、”毎年クジラが戻って来てくれるように、クジラにやさしいウォッチングをしよう”ということだそうです。

島のウォッチング事業者が話し合い、親子のクジラに対するルールなども改定したり、ガイド講習や認定ガイド制度を設けたりとよりよりウォッチングに向けて取り組んでいるとのお話もありました。

 

また、3月10日はザトウの日として、独自に制定し、その前後の週末、様々な楽しい催しをおこなっているそうです。

lecture20151205

途中、座間味のウォッチングの動画を見せていただきましたが、画面を見ているだけで大興奮!

貴重な空撮のザトウクジラや、船にたっくわる様子(くっついてくる)

そして、座間味のウォッチングの船長さんは本当にクジラが大好きな方が多く、幾度となく会っているはずのザトウクジラに誰よりも興奮して観ている様子がこちらまで楽しくなってきました。

 

長年続けている尾びれによる個体識別調査によって、他地域とのマッチングも行われているそうです。

釧路や御蔵島で観察されたザトウクジラが座間味にきていることがわかったりして…。

ザトウクジラの旅路の様子を垣間見ることができるのは、とても興味深いですね!

1987年、1頭だった識別頭数が、2015年では272頭を記録しており、座間味周辺では、海況が悪い時でも、島影などでウォッチングできることも増えているとか。

そして、展望台から、ホエールウォッチング協会スタッフがザトウクジラを探しているので、出航から観察できるまでの時間が短いのが大きな魅力でもあります。

 

レクチャーでは、座間味といえば「じゃんけん大会」が恒例だということで、素敵な座間味村ホエールウォッチング協会グッズを争奪した じゃんけん大会も行われました!

座間味村の紅型のイラストを描いているPOKKEさんもプレゼンターとして登場し、じゃんけん大会は大盛り上がりで終了しました。

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世界が恋する島はザトウクジラだけでなく、美しいビーチもありますし、ダイビングやキャンプも楽しめる島。

国立公園にも指定され、海外からのゲストも増えたそうです。

ぜひ、この冬、座間味を訪れてみてはいかがでしょうか?

 

座間味村ホエールウォッチング協会

座間味村公式Webサイト

 

大坪さんが12/12にBayFMの番組「フリントストーン」に出演されました。

その時の様子がホームページでご覧になれますので、ぜひチェックしてみてください♪

http://www.bayfm.co.jp/flint/

イルカのアイコン 岩手県盛岡市立下橋中学校体験学習

毎年修学旅行の体験学習の一環で来てくれる、岩手県盛岡市立下橋中学校のみなさんがワークショップ「イルカのひみつ・クジラのふしぎ」に今年も参加して下さいました。

今年は男子2人女子3人の5人組で、数日前には班長がご挨拶の電話をしてくれたり、質問事項を送ってくれたりして、事前から準備をバッチリして来てくれました。

 

○×クイズでイルカクジラのミニ知識を確認してから、粘土でイルカをつくってイルカの生態を学びました。

中学生向けなので、ちょっと専門的なことも交えつつ、、、、、

みんな「え~!!」と驚いてくれたり、「なるほど~」と納得してくれたりしながら、楽しく学んでいきました。

水の循環から私たち人間の暮らしとイルカクジラの暮らしのつながりを考え、日々の生活の中でちょっと意識することがイルカクジラの海の環境につながっていくことを、忘れないでくれればいいなぁと思います。今日の体験をぜひ、中学校に帰ってからみんなと共有してほしいです。

 

午後は品川のエプソンアクアパークに行くそうで、「ホンモノのイルカを見るんだ」と嬉しそうに教えてくれました。

午前中に作った粘土のイルカで学んだ体の作りをその日のうちに確認できる、すごくいいコースを考えてくれていて、お話ししていてもうれしくなってしまいました。

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→ この日生まれたイルカたちはコチラ ←

 

平日の昼間で、ボランティアのみなさんも中々参加しづらい日程でしたが、毎年こういった機会をいただけるのはありがたいなーと改めて思いました。

アイサーチの伝えたいメッセージを再確認し、活動の原点を考え直すよい機会となりました。

 

下橋中学校のみなさん、どうもありがとうございました!

 

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