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イルカのアイコン クジラのアゴの骨プロジェクト② ~骨からクジラの正体を探る ~

こんにちは。ボランティアスタッフのみくです。
先日紹介したクジラのアゴの骨プロジェクトの第2弾です。
今回は、オンラインにて骨の展示方法を検討するため、漂着鯨類から海ごみの影響を研究している大枝亮さん(筑波大学院)にアゴの骨を調べてもらい解説いただきました。

まずはハクジラ類とヒゲクジラ類のアゴの骨(下顎骨)の違いを教わりました。
そして、このアゴの骨はヒゲクジラ類の左顎の骨だと分かりました!

続いて、骨の特徴からヒゲクジラの中でも何クジラ科なのかについても考えてみます。
骨のサイズや、骨の発見場所などを考慮し、鯨種も推定できました。
そして、体の大きさから、成長段階も推測できるそうです。

この骨の持ち主の正体や『どうしてそこまでわかるのか…?』というのは、今作っているワークショップ教材の中でお伝えしますので、お楽しみに。

私は今回「どうやってクジラの骨から種類を調べるのか」気になって話を聞いていたのですが、どんなクジラの骨なのか分からない所から何クジラなのか分かっていくのは、なんだかワクワクしてとても楽しかったです!
発表してもらった後には、みんなでヒゲクジラのアゴの骨ってどうやって動いているんだろう、大人と子どものクジラで骨の密度は違うのかな、などたくさんのクジラトークで盛り上がりました。

今回の調査報告をもとに、みなさんの前で実際にこのクジラのアゴの骨を触ってもらい、感じてもらい、私たちからこの骨について説明ができる日が来ることを待ち遠しく思っています!
最後になりましたが、今回お忙しい中調査、報告してくださいました大枝さん素敵な発表をありがとうございました。

イルカのアイコン クジラのアゴの骨プロジェクト① ~ 骨のコーティング編 ~

こんにちは。ボランティアスタッフのかよです。
私はアイサーチジャパンの活動に参加し始めてまだ2年目ですが、先日、とても珍しく貴重な体験をしました。
それは、「クジラの骨のコーティング」です!!
本物のクジラの骨を間近で見たり触ったりするのも初めてですし、保管するためのコーティング作業を手伝わせてもらえるなんて、一生のうちでもなかなかできない体験でした。

骨は『ヒゲクジラのアゴの骨(推定)』と思われていて、10年以上前に海ごみ調査を行っている団体JEANさんが北海道で拾ったものをアイサーチに譲ってくださったもの。その後、長らく保管していたのですが、今後イベントなどでみなさんにも触っていただく機会を増やそうということになりました。
すると、なにわホネホネ団の西澤さんから「保護のためのコーティングをした方がよいのでは」とたくさんのアドバイスとともにコーティング剤をいただき、ようやくコーティング作業をすることができました。
本当にありがとうございます!

初めて箱から出した時には、あまりの大きさに驚きの声が出ました。
触ってみると、少し剥がれてしまっている箇所や、ササクレになっている箇所もあります。
綺麗に保管し、たくさんの方に見てもらうために、骨全体にコーティング剤を刷毛で塗っていきます。
表面を大きな刷毛で塗りながら、剥がれそうな箇所や穴は小さな刷毛で丁寧に。
骨をひっくり返しながら全体に何度も塗っていきます。

最後に風通しのいいところで乾かして完成。

塗り終わってみると、乾燥してカサカサだった骨が、不思議と表情を得たような、生きていた頃のその存在を取り戻してきたような、なんとも感慨深いものがありました。
10年以上前に亡くなったクジラの骨の一部ではありますが、今後、みなさんの前に出てきて、興味を持って触ってもらうことによって、クジラとして生きた証である大きな存在になっていくのだろうと思うと、とても意味のある貴重な経験となりました。

今回コーティングした骨は、この夏のイベントで展示予定です。
詳細が決まったらホームページ等でお知らせします。ぜひ大きな骨に会いに来てください!!


~ Special Thanks!! ~

● 一般社団法人JEAN
日本全国の漂着・散乱ごみの調査と情報の共有や海洋ごみ問題の対策促進のための活動や普及啓発などを行っている。
http://www.jean.jp/

● なにわホネホネ団
大阪市立自然史博物館を拠点に活動している骨格標本作成サークル。コドモ団員から様々な職種のオトナ団員まで、ホネ好きが集まって骨格標本作りをしている。
http://naniwahone.g2.xrea.com/

イルカのアイコン アースデイ東京2021オンラインプログラムに出展しました

こんにちは。ボランティアスタッフ初参加のかよです。
4/24(土)に、【アースデイ東京2021】のオンラインプログラムに出展しました。

アースデイとは、「地球のことを考えて行動する日」
アイサーチでは、「海のない場所でできる海の思いかた」というテーマで、海の環境問題と一人ひとりのできることを考えるオンラインワークショップを行いました。11時〜、13時30分〜、15時〜と、1時間ずつのプログラムを3回出展し、zoomにて全国から合わせて14名の方にご参加いただきました。

代表からの挨拶、スタッフ紹介のあと、まずは「イルクジを知るコーナー」。
イルクジの種類の多さや大きさをオンラインで画面を見てるみなさんにも実感していただけるように、実物大のパネルやタペストリーの前でスタッフが手を広げて比較してみたりしました。
また、写真や実物の歯やひげ板などの特徴をひとつひとつ詳しく紹介しました。(私も初めて見たときは、体のどの部分についていて、どんな役割をするのかまったく想像できなかったんですが、たくさん勉強しました!)
イルクジの生態に関する質問では、回ごとに異なる質問をいただきました。「群れの構成は?」「子育てはどうしているの?」「特に珍しい鯨類ってなに?」など、みなさんの質問からイルクジのお話が広がりました。

イルクジについて学んだあとは、画面を共有しながら海のお話。
実際のゴミ拾いの様子などを見ながら、どんなゴミが海や海岸や川にあるのかを紹介しました。海にはいろんなゴミがあります。きれいな海の中にプカプカ浮かぶ白い物体や長いもの。中には海外から流れ着いたペットボトルも。。。逆に海流に乗って日本から海外に流れていってしまっているゴミもあるもことに思いを馳せ、スタッフがゴミ拾いをしている時に感じたことや気づいたことを話し、みなさんにも考えてもらいました。
町から川へ、川から海へ流れていくゴミ。町では形がハッキリしていたゴミも流されて劣化して、拾いきれないほどの細かい形になってしまったプラスチックゴミもあります。スタッフの、「海に流れる前に町でそのままの形の時に拾いたい」という言葉に頷いてくださっている方もいました。

そして、みなさんからも「感じたこと、日頃取り組んでいること、今後やっていきたいこと」を伺いました。
「マイボトル・マイバッグを持ち歩く」「合成洗剤を使わない」「今日ビーチクリーンをやってきた」「ふだんゴミ拾いの活動をしている」「学校でSDGsの勉強をしている」などさまざまなお話を伺うことができました。みなさんが「できることを少しずつ」とおっしゃっているように、取り組み方は違っても地球や海への思いは同じ、その一人一人の行動が積み重なって大きな結果につながるのだということを強く感じました。
みなさんのそれぞれの考えや思いを生の声で聞かせていただき、ありがとうございました。東京近郊以外から参加してくださった方もいて、今回オンラインで開催できたからこそ、同じ場所にいなくても同じ思いを共有できるということにとても感動しました。

出演者の後ろにある「ALL AS ONE」のメッセージロゴマークには、イルカやクジラが気持ちよく生きていける海であるための「つながり」が描かれています。
海を育む森、海と森をつなぐ宇宙、大地に降り注ぐ雨、雨がたくさんの生物や栄養を含みながら川となり、海を豊かにしています。海も森も人も動物もみんなつながって生きている。わたしたち一人ひとりの行動が、イルカやクジラの住む海をよりきれいにしていく。

今回ボランティア参加は初めてだったのですが、この「つながり」のお話を聴いてとても感動しました。
スタッフが話したこと、参加者のみなさんから聴けたこと、みなさんの思いが本当にひとつのつながりの中にあるのだと感じて、「自分は何ができるのか」「小さなことからでも行動してみよう」と改めて考えることができました。運営側にいながらもとても学びの多いワークショップでした。みんなで心の手をつないで未来をつくっていけたらと思います。
参加していただいた皆様、ありがとうございました。

イルカのアイコン 「第9回CC等々力エコ暮らしこフェア」に出展しました!

こんにちは
今回がボランティア初参加の なつきです。
10月10日(土)、「第9回CC等々力エコ暮らしこフェア」に出展してきました。
エコ暮らしこフェアは、CO2削減を始めとする様々なエコ活動に触れ、エコを楽しく身近に感じてもらうイベントです。

アイサーチは、イルカ・クジラのクイズラリーを行いました。
新プログラムとしてのクイズラリー!多くの方に楽しんでもらいながら、イルカ・クジラについて知っていただく良い機会になりました。台風の影響で縮小開催となりましたが、およそ70人の方が参加してくださいました。

「世界中にイルカやクジラは何種類いるでしょうか?」というクイズでは、意外と多いイルカ・クジラの種類に、「いっぱいいる!」や「知らなかった!」とリアクションしてくださる人もたくさん。
「世界最大級の動物である“シロナガスクジラ”は、小学校の25mプールに入りきらないほど大きいクジラだよ」と話すと、いかにシロナガスクジラが大きいのか伝わったようで、目をまん丸にしているお子さんもいました。

「イルカはどうやってエサを食べるでしょうか?」というクイズでは、私たちと同じように、咀嚼してから食べると考えた方が多かった印象です。
「でも実は、捕まえるときだけ歯を使い、そのあとは丸のみしてしまうんだよ」と伝えると、「え!!!」と少し苦しそうな表情でリアクションしてくださった方も。

オウギハクジラの胃の中にあったゴミの写真を見せると、皆さんまじまじと写真を覗き込み見てくださいました。私たちが今日からイルカやクジラを想ってできることは、どんなことか・・・一緒に考えるきっかけになったのではないでしょうか。

また、気候変動についても話題を挙げ、CO2削減を考えるきっかけ作りをしました。

最後、水のつながりの話をし、「私たちの暮らす町と、イルカ・クジラの暮らす海は、つながっているんだね」と伝えました。すると、「町でもゴミ拾うよ!」「家で使ってない電気消すね!」と言ってくれる子がいたり、お父さんお母さんが子どもに「イルカさんたちのために、出来ることやってみようね」と声掛けをしてくださったり。

みんなで、小さなことから始めていけると良いですね。

今回、始めてボランティアに参加し緊張でドキドキしていましたが、クイズを真剣に考えてくれたり、初めて知ることに納得してくれたり、参加者の方と一緒に楽しんでいるうちに緊張はなくなっていました。小さなお子さんから大人まで、誰にでも分かりやすく伝えるのは難しいことですが、試行錯誤を繰り返し想いが伝わったときの喜びはとても大きかったです。
今回のイベントを通して、自分の口からイルカ・クジラの魅力を伝えることができ、やりがいを感じると共に、ずっとやりたかったことに巡り会えた気がしました。これからも一人でも多くの人に、イルカ・クジラの魅力を知ってもらい、少しでも海に想いを馳せてくれる人が増えるよう、活動していきたいです。

参加していただいた皆様、ありがとうございました。

イルカのアイコン サンゴキャンプで学びを深めてきました

12月7日(土)~8日(日)、石垣島にて開催された環境保全の宿泊イベント「サンゴキャンプ」に、アイサーチのメンバーも参加してきました。

主催した「石垣島エコツアーりんぱな」の代表あきらは、アイサーチのボランティアスタッフでもあります。
仲間との再会に喜びも倍増!
イルカやクジラに想いを馳せつつ、海の保全活動や環境についての話で盛り上がる、とても濃い2日間となりました。

当日の朝は、爆弾低気圧の影響で飛行機が1時間半遅れ。
予定していたプログラムは変更されましたが、代案の八重山博物館プログラムが想像以上に面白い!
ガイドあきらは地元のおじーおばーから生きた知恵を伝授されているので、昔から人々が自然の中でどのように暮らしを豊かにしてきたのかを深く学ぶことができました。

糸とタカラガイで編まれた漁網から大きなホラガイのヤカンまで。
自然物を活かして生活用具などを手作りすることは、どれほど持続可能な未来につながることか。
イルカ・クジラの暮らしとつながっている、私たちの暮らし。
イルカ・クジラの暮らす海への人工物の被害が、少しでも減っていくように…
自分たちにも出来ること、いろいろと考えさせてくれました。

雨上がりの午後は

青い海を眺め、風の流れを読み、マングローブで生きもの観察をし、事務所でサンゴの話を聞いていると、あっという間に日が暮れて。

自然が好きな仲間同士なので、合間合間の時間も話題が尽きることなく、そこにあるのはいつも皆の笑顔^^

手作りの机から食器類まで、木の温もりあふれる食卓

夕食は地元の食材をふんだんに使った、あきらの手料理。
命の恵みに感謝し、いざ食べようとすると「プラスチックが1つも無い!」と発見する人も。

夜までみんなで食べて飲んで。
持続可能な未来についての話、自分たちに出来ることの話、いろんな海の話などなど、様々な話題が沸騰!

夜は、ホタルを見るお散歩ナイトツアー。
満たされる思いで1日目が幕を閉じました。

朝は、海へ降りていってビーチコーミング

貝殻やサンゴを拾いに行ったのですが、さすが環境意識の高いメンバー!
まず海洋ゴミに目が行って「ゴミ拾いしたい!」と声があがりました。
夏でも観光客なんてほとんど来ないビーチですが、流れ着いたゴミがたくさん。
この現状、多くの人に知ってもらいたいですね。

朝食後、いよいよ海へ!

昨年移植されたサンゴの海を泳ぎ、水の透明度をはかる調査を行います。

サンゴ礁とイルカ・クジラとのつながりを考え、彼らの暮らす海を大切にしていくための話もみんなでしました。

旅の締めは、「サンゴを守る木」の植樹体験

陸地と海のつながりに意識を向け、自分たちの手で海のために木を植えて、帰路についたのでした。

美しいサンゴ礁に囲まれた島

生命力あふれる森、透き通った川があり、その水が海を豊かにしています。
そしてその自然の中に、昔から人々が暮らしを紡いでいて。
まさに、「All as One~すべてはひとつにつながっている~」を感じることができる場所でした。

これからもアイサーチのスタッフとしていろんな人に海のことを伝えるにあたって、学び多いひとときとなりました。

いつまでも、イルカ・クジラに出会える地球であるために・・・
自分に出来ること、もっと深めていきたいと思います。

ありがとうございました!

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