ボランティアレポート ~Tシャツアート展~
砂浜美術館第29回Tシャツアート展で出展のお手伝いをして来ました!
黒潮町と言えば、
青い海・青い空・キラキラの太陽にひらひらTシャツ!のはずが…
今年はグレーの空に雨が降ったり止んだりの生憎の天気。
(雨は普通の雨ではなく豪雨、豪雨です!)
『こんな天気で遊びに来てくれる人がいるのかな?』
と不安な気持ちで準備をしていると、
私の後ろから「これ遊んでいいの?」と子どもの声が!
振り向くとイルカプールを囲む黒潮キッズの姿がありました!!
出展の準備も私の心の準備もできていないまま
「イルカすくい」がスタート!
「誰が沢山ゴミをすくえるかな~?」と声をかけながら、
片手で参加賞を箱から出し…
今思うと申し訳ない状況でのワークショップでしたが、
子ども達の目は終始キラキラ!
ゲームを楽しんだ後も、
真剣な眼差しで「水のつながり」の話も聞いてくれ、
参加賞のシールを手渡すと友達同士目を合わせてニッコリ!
『そんな姿を見てこんな天気でも大丈夫かも!』
と私の心に希望の光が差しました。
そして予想通り、短い晴れ間に色々な方が遊びに来て頂きました。
大人顔負けのイルカ博士の小学生や生態系を研究中の大学生。
話をさせて頂いてこちらが勉強になることもしばしば。
でも、豪雨になるとやはり誰もいなくなってしまうんですよね。
そんな時はご近所ブースの方との交流タイムがスタート!
高知名産の文旦の差し入れを頂いたり、
「ずっとワークショップ見てたから私もできるよ」
とワークショップの真似を披露してくれました。
最終日はようやく期待通りの快晴の空が顔を出し、
私達のブースにもいつも通り子ども達がはしゃぐ声が絶え間なく響き、
私達のワークショップは無事終了となりました。
〈美しい砂浜が美術館〉の砂浜美術館。
『晴れが最高!』と思っていましたが、『雨も最高!』
そんな最高の環境で自然の素晴らしさ・大切さを伝える事ができ、
とても幸せな3日間でした。
再びこの地を訪れ、どんな美しい砂浜・笑顔に出会えるか、
今から楽しみです!!
(文:ボランティアスタッフ えみ)
※FLIPPER 2017 summer号に一部掲載