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活動レポート

イルカのアイコン 保育園児さん向けに「海の環境保護教室」を開催 2025/10/10


こんにちは! ボランティアデビューしたスタッフゆきです。
2025年10月10日に大船駅近くの保育園、杜ちゃいるど園にて、3歳〜6歳の子たち45名に「海の環境保護教室」 を開催しました。

「今日はどんなことをするの?」「この青い布の下には何があるの?」いつもと少し違うお部屋にワクワクの子どもたち。「わたしたちは海やイルカ・クジラが大好きです。今日は海のことを伝えにやってきたよ!」とご挨拶をすると、海に行った子も行ったことのない子も、自分の知っていること海やイルカたちのことを一生懸命に話してくれました。

「イルカとクジラの違いは?」のクイズでは、「色!」「顔!」「水を出すか出さないか(潮吹き)」「ジャンプするかしないか」と、たくさんの声が飛び交いました。4歳の子から出た「皮!」という答えなど、子どもたちの柔らかい発想に思わず笑顔になります。

イルカの体長と同じ長さのロープを見せると「なが〜い!」と驚きの声。さらにクジラの長さのロープは部屋に入りきらず、園長先生のアイデアで年長さんは2階の部屋に移動。そこでロープを伸ばすと、なんと部屋の端から端までロープがちょうどぴったりの長さでした!「みんなが通うこの園とザトウクジラの体長が同じなんだね!」と、全員びっくり。

次に、絵本『あおいうみのイルカたち』を朗読。イルカの親子の物語に一生懸命耳を傾けてくれました。

ザトウクジラの尾ビレ(原寸大)タペストリーを見上げたり、イルカとクジラの歯・ヒゲ板・背骨、カメの甲羅などの実物を実際に手に取り観察して、ホンモノを感じた子どもたち。

ヒゲ板を手に取り、「トウモロコシのひげみたい」「タケノコの皮みたい」と笑い合う姿も。また、「ツメみたい!」と話してくれた4歳の子には「そうそう!本当にツメと同じ成分でできているんだよ」と伝える場面もありました。

最後は、ある一枚の写真、プラスチックのごみを見てもらいました。

「これは、一頭のクジラのお腹の中から見つかったんだよ」と話すと、子どもたちは真剣な表情に変わりました。そして、“水のつながり”のお話へ。街や家、そして川や海、木々や雲や雨など、人と自然のつながりがわかるタペストリーをみんなで眺めながら、ひとつのごみが海まで辿り着く流れをイメージしてみました。

すると子どもたちから、「公園のゴミも風とか雨で海に行っちゃうかもしれないってこと?」「園庭にもゴミが落ちてたことある!」「ベランダのゴミも風で飛んじゃうかもしれないね」など、次々と声があがりました。「園庭にゴミがあったら掃除してくれる人も大変だしね」と優しく人を思いやる言葉や、「イルカたちって、ごみを食べちゃうこともあるんだ」とそっとつぶやく子もいて、それぞれの胸に感じたことが伝わってくる時間でした。
終わった後に、「海のことが知れて嬉しかった」と言いに来てくれた子もいて、とても嬉しく心が温かくなりました。

今回初めてボランティアスタッフとして参加させていただき様々な発見がありました。その中でも、子どもたちが楽しみながら学んだりアイディアを出したりしている姿を見て、忘れかけていた遊び心の大切さや、遊びから生まれる素敵な未来という幸せの連鎖には、ハッと気が付くことがありました。
まだまだ海やイルカたちのことを勉強している途中のわたしですが、こうしてご縁ある子どもたちや参加くださる皆さんと同じこころ寄せ合いながら心いっぱいに小さな一歩を進んでいきたいなと思います。
これからもよろしくお願いします!

杜ちゃいるど園の園長先生をはじめ、先生方、
そして一緒にこの時間を過ごしてくれた子どもたち、本当にありがとうございました。


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