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活動レポート

イルカのアイコン ビーチクリーンアップ 比べてみよう!川のごみ、海のごみ~海編~を行いました。


昨年に実施したのに報告をし忘れてしまっていた活動レポート、今公開します!

こんにちは。ボランティアスタッフの KYOKO です。
2024 年11月17日に[~海の環境学習~イルカ・クジラジュニアクラブ] ビーチクリーンアップ 比べてみよう!川のごみ、海のごみ~海編~を行いました。


イルカ・クジラジュニアクラブ]は、クリーンアップやさまざまなワークショップを通して、クジラの生態や海の環境について学び、自然とのつながりを感じて未来を考えるスクール型ワークショップ。
かわさき市民公益活動助成事業として、小学4~6 年生を対象に年 4 回にわたり学びを深めていくプログラムです。今年度は 2 年目となり、昨年度に全参加してくれたキッズリーダーにも活躍してもらいながら行っています。今回はその 3 回目となります。

寒さも雨風もなく、秋のさわやかな気候に恵まれました。
鎌倉の由比ヶ浜海岸で開始時間になって挨拶をした瞬間、雲の合間から光が差して、海面が青くキラキラ輝いて、思わず「わあ~」と歓声が聞こえました。
昨年度から継続して参加してくれているキッズリーダーの親子、今回初めて参加してくれた親子など、 大人子供合わせて 16 名が参加してくれました。

ビーチクリーン前に、イルカ・クジラのポスターを見ながら、知っているイルカ・クジラについてや、聞いてみたいことなどを話しました。昨年度にこのイルカ・クジラジュニアクラブに参加し、今年度中学生になってボランティアスタッフになってくれた子が、シャチが大好きで詳しく、みんなにシャチについて話してくれました!

また、8 月のジュニアリーダー研修会でビーチクリーンをより充実させるために出た意見として「マイクロプラスチックを持ち帰る」という案を、ジュニアリーダーとともに皆さんに伝えてから、ゴミ拾いを開始しました。

海岸に流れ着いたごみの小ささを肌で感じる姿、木の枝で砂を掘って砂の中のごみを集めていく姿、ごみのたまり場を見つけてその場で拾い続ける姿、波打ち際や道側と行動範囲を広げて集める姿・・・。
みんなそれぞれが自分の目的や思いをもってじっくり拾い集めている様子が印象的でした。

親子や兄弟などで一緒に見付けながらゴミ拾いをしている様子が 多 か ったのですが、集まる時間になってもなかなか戻って来ずに人が集 まっている所があり行ってみると、そこでは砂奥から長く続くコードを一生懸命に取り出そうとしている姿が!自然に還らないこのコードをどうにかして回収したい思いで協力し合ったり、周りで応援したりしている様子があり、みんなで同じ目的を共有している一体感がありました。 最後にすぽっと抜けた時には、その場のみんなで「やったー」と 達成感を味わったのでした。


集まって、みんなで拾い集めたゴミを見合いました。プラスチックやタバコの他にも、外国の字が入ったキャップもありました。外国のゴミが日本に流れ着いていること、同じように日本のゴミも他の国に流れ着いているかもしれないこと・・・海は世界とつながっていることを感じ、このゴミの問題は世界のみんなで協力し合わなければならない課題であることも感じたのでした。


その後、ジュニアリーダーの子が SDGs クイズを皆に出題してくれたり、別のジュニアリーダーの子が昨年のごみと今年のごみの違いを伝えてくれたりして、そんな頼もしい姿もうれしかったです!そして子どもグループと大人グループに分かれて、グループディスカッション。


<子どもグループでは・・・>
・小さなゴミが、いろいろな所から飛んできたり流れたりしているのがびっくりした。
・繊維の物などが「ゴミのたまり場」にあってキリがなかった。なるべくプラスチックの物を使わないようにしたい。

・川の近くでは大きなゴミが多かったけれど、海だとゴミが小さくなることが分かった。
・テイクアウトの時に、自分で入れ物を持って「これに入れてください」と言えるようにしたい。

・小学生が参加できる「子ども会議」があって、そこで環境のこと(バイオマスプラのことなど)を言うのもいい。子どもの声を大人に聞いてもらうなど、自分で取り組んでいきたいことを考えて話してくれたり、周りの人にも伝えたいと発信者としての意識をもっていたりして、頼もしかったです。

<大人グループでは・・・>
・一見きれいに見えるビーチでも、こまかく見るとマイクロプラスチックがいっぱいあり、生き物への影響が心配。
・昨年はもっと大きなゴミがたくさんあったが、今年は少なく、小さなゴミが多かった。昨年は風の強い日だったから?今年は暑すぎて海に行っていないから?ゴミ拾いをする団体や人が増えて減ってきたから?
・ブロック塀の下には、ビニールや発泡スチロールなどの軽い物が風に飛ばされて集まっている場所があった 。ゾーンによっても違う。
・ポケットから物を取り出す時や、バーベキューや弁当箱などでうっかり袋や輪ゴムを落としたりしてしまうこともある。気を付けたい。
・最近は、輪ゴムなしの再生パックの弁当箱などもある。デザインの工夫で変えられる。
など、振り返って気を付けたいこと、社会で変えていけることなどについても意見を出し合いました。

最後に、子どもグループと大人グループで出た意見を共有しました。
初めにお伝えしたジュニアリーダー研修会の中で出た意見から、自分の拾ったゴミの中から、きれいな色のプラスチックやシーグラスなどを選んで持ち帰っていました。持ち帰った物を見てこの活動や環境のことを思い出したり伝えたりしてくれたら嬉しいな、飾りや別のすてきな物に生かされてアップサイクルされたら嬉しいなと思います。
ジュニアクラブの回を重ねるごとに子供たちの話す内容が深くなっていて、 ジュニアリーダーの子たちは、すでに知っていることについても、初参加の子たちの段階の学びを尊重している温かい空気感が愛おしかったです。こうした温かい輪を広げていけたらうれしいなと思います。

参加してくれた皆さん、ありがとうございました!
次回も楽しみにしています!


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