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活動レポート

イルカのアイコン 白鷺小中学校9年生『姫路を活性化するプロジェクト』に協力させていただきました。


 姫路市立白鷺小中学校9年生の『姫路を活性化させるプロジェクト』の発表会を参観させていただきました。

 メールで問合せをもらったのは、まだ夏の暑さが続く9月あたまのこと。ひとりの生徒さんから「ネットで調べていたら『瀬戸内海スナメリネットワーク』の取り組みを知ったので話を聞かせてほしい」と連絡をいただきました。早速、学校に伺い生徒さんと先生にお会いし、私たちの取り組みや想いをお話させていただきました。スナメリを取り上げてくれるTさんは海の生き物に関心があるそうで、スナメリのことをもっと知りたいし、魅力をみんなにも知ってほしいと題材に選んでくれました。その後、メールやオンラインでも何度かやりとりさせてもらって、3か月後の発表会にお招きいただいたわけです。

 総合学習『姫路を活性化するプロフェクト』(略して『姫プロ』)は、姫路の課題と魅力を学び、姫路の人を笑顔にするために各自が興味関心あることを調べて取り組んでいる授業で、今年が初めてだそう。家島の魅力発信や廃校活用、海ごみ削減の取り組みなど、街が海に面した姫路ならではの取り組みも多数ありました。この日の発表は、4グループほどに分かれて各教室で、7~8年生に向けて行われました。

 おもしろかったのは、結果だけでなく[なぜその取り組みをするに至ったか]の課程が見えたところ。
例えば・・・
●海ごみを減らすには、海岸のごみ拾いをするだけではすぐに成果がでない。→じゃあ、もっと多くの人に知ってもらってごみの排出を減らそう!
●ポイ捨てをなくすためにごみ箱を設置しようと思ったけど、管理・回収ができない。→じゃあ、海に行く前の場所=川をきれいにしようとリバークリーンアップに取り組もう!
 それぞれが取り組む過程で自分の考えをもって実現してい姿がとても素敵でした。

いよいよTさんの発表です。
 「スナメリが姫路にいるって知っているひと~?」と聞くと手を挙げたのは40人中5人ほど。結構少ないんですね。後ろで見ていた私も驚きでした。
 「なぜスナメリに着目するのか」「スナメリがどうして活性化につながるのか」など、丁寧に図や画像で説明していきます。スナメリの生態をクイズ形式で紹介する場面では、「2番なんちゃう?」「えー、知らんかった!」と教室中で笑いや対談が交わり、ワイワイ大盛り上がり!
 (これって、ICERCがおこなっている環境学習と似ているかも。)と見ていたのですが、実はやり方はまったく伝授していないのです。すべてTさんが考えて実行してくれたこと!もう胸アツですね。しかも、Tさんの伝え方、内容も手順もめっちゃうまくて楽しいんです。マネさせてもらお。と思うところがたくさんありました。

 大盛況だった発表後、Tさんが駆け足で寄ってきてくれて手渡してくれたのが、手作りのスナメリ解説ブック。温かいメッセージもついていて、感動です!!!発表を聴いて、素敵なプレゼントをもらって、心はぽっかぽか、冬の寒さも吹っ飛びました。素敵な取り組みをありがとうございました。これからのTさんの活躍も応援しています。
 とっても素敵な取り組みだったので、ぜひこの想いがつながって広がって『姫プロ』でもぜひ来年度も取り組んでもらえたら嬉しいです。いっしょに姫路のスナメリに会いにもいきましょう。

 

 『スナメリネットワーク』は『姫プロ』と同じで今年度始まった取り組みです。まだまだこれから活性化していきたいと考えています。(スナメリ解説ブックも作りたい!)どうしたら多くの人にスナメリと瀬戸内海の魅力を知ってもらえるか、スナメリを通して地域を盛り上げられるか、一緒に考えて取り組んでくれる人を絶賛募集中です。詳しくは下記ウェブページをご覧ください。


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