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活動レポート

イルカのアイコン 第2回『海の環境学習 イルカクジラジュニアクラブ[講演会:漂着物から学ぼう!どこからきてどこへいく?]を行いました


こんにちは!ボランティアスタッフのかよです。
11月26日に第2回『海の環境学習 イルカクジラジュニアクラブ』を開催しました。

「海の環境学習 イルカ・クジラジュニアクラブ」は、イルカ・クジラの生態や海の環境について学び、自然とのつながりを感じて未来を考えるスクール型ワークショップ。かわさき市民公益活動助成事業として、4回にわたり学びを深めていくプログラムです。

2回目の今回は『漂着物から学ぼう!どこからきてどこへいく?』と題して、一般社団法人JEANの事務局長、小島あずささんを講師にお招きして、講演会を行いました。

一般社団法人JEANは、海洋ごみ問題を解決するために、日本での国際的な海ごみ調査の実施を呼びかけ、情報の収集と発信、啓発普及、政策の提案などをしている団体です。
子どもたちには、活動内容を「ごみを拾う」「拾ったごみを調べる」「ごみ拾いやごみ調べをする仲間をふやす」「川や海のごみのことを、たくさんの人にしらせる」とわかりやすく説明してくださいました。

小島さんがまず参加者のみなさんに見せてくれたのは、大きなえんどう豆のようなもの。硬くて、振るとカラカラと音がしています。「これ何だと思う?」の問いかけに、首を傾げるみなさん。

これは、藻玉(モダマ)という種類の豆で、殻が硬いから波に漂い浜に流れ着き、着いた先で芽を出し増えていく植物です。そして、丸い椰子の実の皮、クジラの骨。これらは全て海岸で拾ったものです。海岸にはこんな素敵なものがたくさん流れ着くという話に、みなさん目を輝かせていました。

しかし、流れ着くものは素敵なものだけではありません。海で拾った漂着物に興味津々だったみなさんも、次のスライドの写真を見て驚いたようです。綺麗な青い海と砂浜にいっぱいの漂着物。どんな物が見えるかみんなで見ていきました。プラスチックの破片やスーパーで使うカゴのようなもの、なんと冷蔵庫まで流れ着いていました。

なんでこんなにごみが海岸に流れ着いてくるのでしょう?海流によって遠い国からもごみが海を漂って日本に流れ着いたり、日本のごみが外国に流れ着いていることを教えてくれました。

そして、その流れ着いたごみは、海や陸や動物たちにどんな影響を与えているのか?網が首に絡まってしまったオットセイの子。レジ袋がのどに詰まったウミガメ。プラスチックごみが口にはまったアザラシ。話を聴きながら驚きの声を出したり、悲しい顔をしたり、みなさん真剣に話を聴き、様々なことを感じていたようです。 私も驚いた話がたくさんあったのですが、特に、アホウドリの親が餌と間違えてごみをヒナに与えてしまう話には、漂着物が動物たちの間では生命に関わる大きな問題になっていることを改めて知り衝撃を受けました。

小島さんのお話は、すべて現地で見て、知って、経験したことです。だからこそ聴いている人たちにも身近で起きている問題としてリアルに響くのだと思います。

もっと知りたいと思ってくれた子どもたちからも質問が多く出ました。小島さんはひとつひとつに丁寧に向き合って答えてくださいました。


レクチャーのあと、子どもたちのグループ、親たちのグループに分かれてグループディスカッションを行いました。今日の話を聴いて感じたこと、こらからみんなでできること、様々な意見がでました。

・ごみはごみ箱に捨てる
・学校の給食でストローを使わなくなった
・町のごみ拾いに参加したことがある
・プラスチックが細かくなって拾えなくなる前に拾う
・ごみを回収する場所にヘリコプターやドローンでいく

・食べても大丈夫なプラスチックを発明する

また、ごみを拾う人を増やせたらいいねと話が出たグループでは、どうやったら人を集められるか話し合ったそうです。楽しくて人が集まるイベントにするために、「ごみクイズをやる」「拾ったごみでクラフトを作る」などの具体的な意見も出て、自分たちがリーダーになってこれから行動していくんだという思いが芽生えているように感じられました。
みなさんの意見を聴きながら、私も勉強になりましたし、今回小島さんがお話してくださったことが、一人一人の心にしっかりと響いて、考えるきっかけになったのだと強く感じました。

今回の参加者は18組、子ども22人、大人13人でした。
参加してくださったみなさん、お話をしてくださった小島さん、ありがとうございました!


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