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活動レポート

イルカのアイコン ビーチクリーン in あかしSDGsウィークを行いました


(文:スタッフM)

9月18日に兵庫県明石市にある江井島海岸で江井ヶ島漁業協同組合さんといっしょにビーチクリーンを実施しました。今回は明石市の取り組みである「ビーチクリーン in あかしSDGsウィーク」に参加してのイベントでした。

江井島海岸には海の中で生息するイネ科植物であるアマモがかなりの密度で生えています。
波打ち際には紙テープのようにみえるアマモの切れ端がくしゃくしゃの毛玉のようにまとまってあちこちに漂着していました。

私は大阪湾の大阪側の海岸をよく見に行くのですが、いつも行くアマモ場にアマモの切れ端が打ちあがっているのをほとんど見たことがありませんでした。
とてもふしぎな光景に感じたので、大阪湾でアマモの取り組みを長年されてきた方に質問してみたところ、大阪湾側のアマモは多年生で何年も地下の茎を伸ばして暮らしているけれども、江井ヶ島のアマモは1年で生え変わる一年生のアマモなのかもしれないね~っていうことを聞きました。
同じ関西の海なのに場所によってアマモの生息の仕方が違うことや落ちているものが違うのは興味深くてもう少し知りたくなりました。

9月も半ばなのに、日差しはじりじりと真夏のように照り付けていて、立っているだけでも汗が吹き出てくるような猛烈な暑い日となりましたが、ビーチクリーンには10名が参加くださいました。

初めはアイサーチではおなじみのイルカ・クジラクイズ。そして、江井島の目の前に広がる播磨灘に生息するスナメリのお話からの、海ごみビンゴ!
ほとんどの方が初めてのビーチクリーンでしたので、「海ごみ」を想像してもらい、ビンゴカードにどんなごみが落ちているかを想像して書いてもらって、ごみ拾いがスタート。
江井島海岸は、日頃から地元の方々が定期的に清掃活動をされているため、それほど目だったゴミはありませんでしたが、よーく見ると小さなプラスチック片や発泡スチロール片が砂に紛れていたり、アマモの間に挟まっていたり・・・

30分ほどで45リットルのごみ袋6袋がいっぱいになるほどのゴミを拾えました。

江井ヶ島漁協さんには、普段から海で活動されている漁師さんの貴重なお話を伺いました。
また、江井ヶ島漁協さんでは、古くなった漁具の浮きを再利用して、船の燃料として使えるようなリサイクル設備を取り入れていて、江井ヶ島の環境に負担をかけないような取り組みを積極的にされているそうです!
いろいろな取り組みがあるのですね!!

この日は江井ヶ島沖でのノリ養殖準備のために多くの漁師さんが忙しそうに作業されている様子も海岸から見ることができましたよ。
明石のノリの紹介はこちらの映像で!
海峡のまち明石 特集No.1247「今が旬!明石ノリを味わおう」 – YouTube

参加されたみなさんは、日頃からゴミや環境に対して意識をもたれている方々ばかりでしたが、目の前の海にイルカの仲間であるスナメリが暮らしていることは知らず、「え、イルカがここにすんでいるの⁉」と驚いていました。

明石市民のみなさんの取り組みや漁師さんの環境に対する取り組みをお聞きして、遠くの海に憧れることもいいけれど、近くの海に親しみを持ってもらうことで環境はどんどん変わっていくんだろうなと実感できたビーチクリーン活動でした。


ビーチクリーン in あかしSDGsウィークに参加された皆さんの「海ごみを減らすために自分にできること」

  • ごみを持ち帰り、気づいたらごみを拾い、きれいにする
  • 近所のごみ拾いをする
  • リサイクル品を選ぶ
  • きちんと分別して捨てる
  • 自分のごみは必ず持ち帰る
  • ごみを見つけたら無視せず拾う
  • ポイ捨てをしない、させない
  • 身近な場所のごみ拾い
  • マイボトルを使う
  • 購入時に意識する
  • ごみを正しく破棄する
  • クリーン作戦に参加する
  • 同じものをずっと使う
  • 家庭ごみを減らす
  • プラスチック減の取り組みを進める
  • ごみはごみ箱に捨てる
  • ビニル袋をもらわない
  • ものを使ったら山や海に捨てると考えない、思わない。

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