国際イルカ・クジラ教育リサーチセンター国際イルカ・クジラ教育リサーチセンター | アイサーチジャパン

入会のご案内
 

活動レポート

イルカのアイコン 「イルカ・クジラを楽しく学んでエシカルな一歩を踏み出そう!in atre大井町店」を開催しました


こんにちは!ボランティアスタッフ初参加のりなです。8月28日(土)に、Ethical&SEA(エシカルシー)とのコラボイベント、「イルカ・クジラを楽しく学んでエシカルな一歩を踏み出そう!in atre大井町店」を開催しました。Ethical&SEA(エシカルシー)は、“エシカルな生き方を広げ次の世代まで青い地球を残す”ことを目指し、人と環境のみならず、社会にも配慮をした商品を扱うセレクトショップです。

8月最後の週末ということもあり混雑を避けるため、1グループ毎に順番にまわって体験してもらいました。みなさん、手慣れた様子で消毒をするなどして感染症予防対策にご協力くださいました。

ブースの入り口、目を引くのは、迫力あるザトウクジラのタペストリーと、Tシャツミュージアム。原寸大尾びれの大きさに驚かれている方が多く、ただ数字で体長をお伝えするよりもその大きさを実感してもらえたように思います。

Tシャツミュージアムでは、日本近海に生息する鯨類およそ25種を展示。「水族館で見たことある!」「シャチ日本で見られるの!?」などなど、様々な反応がありました。(個人的にはシャチ人気に驚きました…)このTシャツは販売していないのですが、販売を求める声が多数あったことも、イルクジに対する関心の大きさが表れているのではないでしょうか。

やはりといいますか、一番人気は、本物のひげ板・歯・骨を実際に触って観察するコーナー。小さい子から、大人の方まで、興味津々…シワハイルカの歯の表面を虫眼鏡で観察してみると、「シワが入ってる!」と、名前の由来に納得のご様子。鯨類の骨密度が小さめで、スカスカなことも多くの方に気付いてもらえました。こちらが言うよりも先に特徴を発見してもらえて、解説をしていて非常に楽しかったです。

イルクジについて学んだ後は、海や、環境問題のお話。一頭のオウギハクジラの胃から発見された、大量のゴミの写真にはじまり、海、川、陸は水を通してつながっている、という話をさせていただきました。どうしたら海のゴミを減らすことができるのか?海に直接ゴミを捨てないということはもちろんですが、実はその上流にある街や陸から風や川の流れによって海へと蓄積することの方が大きな原因だと言われています。

(※参考:陸域から河川への廃棄物流出メカニズムの共同調査/日本財団クリーンアップ結果報告2018/JEAN

まずはゴミを適切なところに捨てる、そもそも排出するゴミの量を減らすなど、根本的なところでの対策を、来場してくださった方々と一緒に考えるきっかけになりました。
ゴミを減らす、ということで、エシカルシーで販売されている「何度でも使えるシリコンストロー」「スタッシャー(シリコン製容器)」などの商品に目を向けていただけたのも嬉しかったです。
ブースを何周もしてくださる方や、以前アイサーチの別のイベントに参加されて今回また来てくれた方も(!)いて、その再会にスタッフも大喜び。私も様々な方にお会いすることができ、全体を通して非常に楽しく、勉強になった1日となりました。

エシカル(ethical)とは、もともと「道徳上の、倫理的な」という意味を持っていた言葉ですが、今は「人や地球環境、社会、地域に配慮した考え方や行動」に対して用いられているようです。

(※参考:エシカル消費とは/消費者庁

ただ環境に配慮するというよりも、それが社会や使う人、地域に対して及ぼす影響まで考慮した、より現実的で受け入れられやすい概念かなと思います。今回のイベントを通して、今後もっとこのエシカルな生き方が広まっていけば、そして、アイサーチとしてそのお手伝いをさせていただければ良いなと感じました。

最後に、イベントにお越しいただいた皆様、そして、一緒にイベントを開催してくださったエシカルシーの皆様に厚くお礼を申し上げます。ありがとうございました。


Top