[レポート]海洋プラスチックでイルクジを描こう(須磨ビーチクリーン)を行いました
11月10日(日)に須磨海岸にてビーチクリーンを行いました。
この日は、ようやく冬の訪れを感じる風が吹き始めた頃でしたが、暖かな日差しで、少し動くと暑いくらい。絶好のビーチクリーン日和。
今回のビーチクリーンは、海洋プラスチックと呼ばれる小さなプラスチックごみに的を絞りました。
須磨海岸は、とても整備されていて、クリーンアップも頻繁に行われているので、比較的ごみが落ちていないのですが、この日は安定した天気が続いていたこともあり、驚くほどにきれいでした。
ゴミ拾いと言ってもまずはイルカ・クジラを知ることからスタート。アイサーチの始まりはいつもここから。
イルカ・クジラって知ってる?
瀬戸内海にも人くらいの大きさの小さなイルカがいるんですよ。
クジラはもっともーっと大きいの。これから北の海からやってくるザトウクジラの大きさを体感してみよう!
と、浜いっぱいにクジラ大のロープを広げます。
そして、いざごみ拾いへ!
一見きれいに見えた砂浜も、よーく見ると、砂や貝がらに交じって、カラフルな色がたくさん。
ザルとボウルを一人一人持って、小さな小さなごみを探します。
一つ一つを拾ってみたけど、きりがない。ザルでふるってみたり、あれこれしてみるけれど、 小さなごみを集めるのってすごく大変。。。
「こんなにもあるなんて思わなかった」
「ところでこれ(海洋プラスチックごみ)って、もともとは何なんだろう?」
驚きと疑問を抱いて、せっせせっせと拾います。
がんばって拾った後は、いよいよ製作へ!
拾った海洋プラスチックごみで、イルカ・クジラの絵を描いていきます。
作った作品は、海辺の環境学習教室や環境イベントなどで子どもたちに見てもらいます。
拾ってみて感じたこと。
イルカ・クジラなど生き物たちが困っていること。
海への感謝とイルカ・クジラへの愛を込めて。
興味を持って何かを感じてもらえるようにと、二人一組で話し合いながら作りました。
じゃーん!!
カラフルな海を泳ぐクジラ。
いろんな形のプラスチックでできたイルカとサカナ。
可愛く見えるけど実は全部ごみでできたクジラ。
それぞれに想いがいっぱい詰まっています。
よーく見ると、身近で使っているものや見たことのあるものが・・・
どんなものがあるのか、ぜひ今後の教室でじっくり見ていただけたら嬉しいです。
どんなことに気づいてくれるかな?
どんなことを感じてくれるかな?
伝えるための素敵なツールができました。作品をお披露目するのが楽しみです。
今回参加いただいたみなさん、ありがとうございました。
海は何度行っても驚きと発見でいっぱいです。
誰でも気づいた人から伝えていける。変えていける。
いつまでもイルカ・クジラと出会える地球であるために。