黒潮取材記③
黒潮町3日目
まだ夜明け前、こっそり布団から抜け出して、海へ向かいました。
誰もいないだろうと思ったのに、こんな朝早くから駐車場には車がたくさん!
前の晩から泊まっている人や早朝サーフィンをする人、それだけかと思ったら、カメラを手にした人の方がたくさん!!!
そうか、みんな私と目的は一緒なんだ。笑
日がのぼりはじめ、濃く青い世界がだんだんとオレンジ色に輝き白さを帯びてきます。
打ち寄せる波、風に揺れるTシャツ。
全てが太陽の光と熱に包まれていきます。
朝の海は好きです。
特に初夏、肌寒さが残る朝に海で深呼吸しながら太陽を浴びると全身からエネルギーを充電した気分になります。
宿に戻り、帰り支度をして、また入野へ向かいます。
今日は、道の駅ビオス大方の「ひなたや」で朝食をとります。
定食はとてもボリュームがあるし、かつおのたたきバーガーは野菜も新鮮。
朝から大満足です。
昨日出展を担当しTシャツと砂浜を十分に満喫していなかったメンバーと共に砂浜で最後のひとときを過ごしました。
照輝く太陽の下、子どもたちは砂を掘ったり、固めたり、走り回ったり・・・
大人も風を感じ、ぼーっと海を眺めたり、寝転がって空を仰いだり・・・
時間はあっという間に過ぎ、寂しさもありますが、お別れの時間です。
それぞれ日常へ戻っていきます。
場所も境遇も違うけど、思いは一緒。
「また一緒にやりましょう。これからもがんばりしょう。」と笑顔で手を振ります。
今回の旅は、とても充実したものでした。
スタッフが集まり時間と空間を共有すること、
私たちが伝えたい海のこと、その場所に実際に行き、見て感じること、
そこにいる人たちと会って話すこと、
それがどれだけ大切で、重要かを知ることができました。
また、海や自然の魅力をあらためて感じると共に
見たもの感じたものをこれから先へとつなげ、伝えていきたいと思いました。
今回、協力していただいた砂浜美術館のみなさまはじめ、出会うことのできたみなさまに心より感謝申し上げます。