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イルカのアイコン ボランティアスタッフ体験記~海外へ訪れて。海を大切にする仲間たち~


文:さちか

私は社会人でありながら、オンライン大学の学生でもあります。今回は、大学の研修で訪れたインドネシア・バリ島での、環境問題への取り組みについて紹介しようと思います。
研修への参加を決めた一番のきっかけは、大好きなイルカでした。イルカについて調べるうちに、 多くの海洋生物が人間の出したごみで被害に遭っていることを知り、実際の現場をこの目で見て 学びたいと思ったのです。

世界でも上位の海洋プラスチック汚染国と言われるインドネシア。実際に私たちも宿泊先周辺でごみ拾いを行いましたが、短時間で想像を超える量のごみが集まり驚かされました。
ペットボトルやビニール袋をはじめ、絡まり合った漁網のようなもの、ちぎれた布切れ、そしてプ ラスチック製のお菓子の袋など、生活から出たリアルなごみが次々と見つかりました。

しかし現地では、こうした問題に前向きに取り組む団体もたくさん存在しています。

例えばNGO団体「Sungai Watch」は、海に繋がる川にバリアを設置してごみを堰き止めています。彼らはそれを回収して終わりにせず、素材や色ごとに細かく仕分け、アップサイクルして椅子などに生まれ変わらせています。ごみを新たな資源として循環させる取り組みは素晴らしいと感じました。
また、地域の人々へ向けて「なぜごみを捨ててはいけないのか」という教育活動も行っています。

他にも、街を歩けば廃棄物をアップサイクルしたお店や、ごみを減らすための量り売り専門店な ど、たくさんの環境にやさしいショップに出会うことができました。
日本から遠く離れた場所でも、海を、そして地球を大切に想う気持ちが同じ仲間がたくさんいる
ことを実感しました。

ごみを完全にゼロにすることは難しいかもしれません。それでも、一人ひとりが正しく分別をしたり、エコバッグを持参したりと、少し意識を変えてごみを「減らす」行動を重ねていけば、それはとても大きなパワーになると信じています。
大好きなイルカたちが、これからも安全に泳ぎ回れる海であるために。まずは私にできる身近なことから、一歩ずつ取り組んでいこうと思います。

(FLIPPER 187号)


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