世田谷区立弦巻小学校で「海の環境学習教室」を行いました
こんにちは。ボランティアスタッフの KYOKO です。
今年も、7月26日に世田谷区立弦巻小学校〜優郷の学び舎 夏のワークショップ〜で、「海の環境学習教室」“ 粘土でイルカを作ろう!” を行いました。2回ワークショップを行い、計 44 名の好奇心いっぱいの小学生が参加してくれました。
イルカ・クジラの違いや種類、鼻の場所や呼吸の仕方などについてクイズを出すと、知っていることがあったり予想したりして手を挙げてくれました。また、大きさを体感してもらえるよう、15mのザトウクジラの長さのロープを、長い廊下に出てみんなで伸ばしました。「イルカ・クジラが90種類もあってびっくりした」「イルカ・クジラが、名前と大きさが違うだけで一緒の生き物と初めて知った」など伝えてくれました。
そして、粘土でイルカ作り。スタッフのやり方を見聞きして、粘土を転がしたり伸ばしたり、はさみで切ったりボンドで付けたりしながら、体、ヒレ、口など、1つずつ体のパーツを作って付けていきました。最後につまようじで頭の上に穴を開けて、呼吸の鼻を付けました。背ビレはバランスをとるために背中の中央に付いていること、尾ビレは魚と違って横向きに付いていることなど、イルカの体の特徴を伝えていきました。どの子もじっくりと丁寧に作っている姿が印象的でした!「イルカを作ることが楽しかった」「やさしくサポートしてくれてうれしかった」「とてもかわいいイルカができた」と、愛着をもち満足そうな子どもたちでした!どのイルカもそれぞれ少しずつ違う特徴があって、世界に1頭だけの手作りのすてきなイルカが生まれました。
最後に、海と、私たちが住んでいる街は水でつながっていること、海のゴミの8割は陸地から流れているといわれていることを絵を見せながら分かりやすく伝えました。よく私たちが使っているプラスチックゴミが、クジラのお腹から出てきたことを写真で知らせ、私たちができることについて一緒に考えました。「海にプラスチックがたくさんあってびっくりした」「プラスチックゴミの量を減らそうと思う」「ペーパー芯やレジ袋をおもちゃにしてリサイクルしてゴミを減らすようにがんばります」など、海で起こっていることを知ったり、自分でできることを考えたりして伝えてくれました。作ったイルカを持ち帰る袋を、スタッフが不要になったカレンダーを使って手作りしていることを伝えると、「ゴミを減らす方法が分かった」という声もありました。
持ち帰った自分の手作りイルカを見ながら、海で暮らしているイルカ・クジラのことや、ゴミのことを思い出してくれると嬉しいなと思います。私も、大好きなイルカ・クジラのことを小学生に伝えることができ、子どもたちが様々な大切なことに気付き感じとってくれたことがとてもうれしかったです!
長年続けてこのような機会をつくってくださっている世田谷区立弦巻小学校の先生方、ワークショップご担当の方々に感謝いたします。参加が3回目というお子さんや、4年生で申込をしたけれどコロナで行けなくなり、6年生になって参加したというお子さんもいました。ありがとうございました!