クジラのアゴの骨プロジェクト② ~骨からクジラの正体を探る ~
こんにちは。ボランティアスタッフのみくです。
先日紹介したクジラのアゴの骨プロジェクトの第2弾です。
今回は、オンラインにて骨の展示方法を検討するため、漂着鯨類から海ごみの影響を研究している大枝亮さん(筑波大学院)にアゴの骨を調べてもらい解説いただきました。
まずはハクジラ類とヒゲクジラ類のアゴの骨(下顎骨)の違いを教わりました。
そして、このアゴの骨はヒゲクジラ類の左顎の骨だと分かりました!
続いて、骨の特徴からヒゲクジラの中でも何クジラ科なのかについても考えてみます。
骨のサイズや、骨の発見場所などを考慮し、鯨種も推定できました。
そして、体の大きさから、成長段階も推測できるそうです。
この骨の持ち主の正体や『どうしてそこまでわかるのか…?』というのは、今作っているワークショップ教材の中でお伝えしますので、お楽しみに。
私は今回「どうやってクジラの骨から種類を調べるのか」気になって話を聞いていたのですが、どんなクジラの骨なのか分からない所から何クジラなのか分かっていくのは、なんだかワクワクしてとても楽しかったです!
発表してもらった後には、みんなでヒゲクジラのアゴの骨ってどうやって動いているんだろう、大人と子どものクジラで骨の密度は違うのかな、などたくさんのクジラトークで盛り上がりました。
今回の調査報告をもとに、みなさんの前で実際にこのクジラのアゴの骨を触ってもらい、感じてもらい、私たちからこの骨について説明ができる日が来ることを待ち遠しく思っています!
最後になりましたが、今回お忙しい中調査、報告してくださいました大枝さん素敵な発表をありがとうございました。