「プラスチック問題について考え合う会」を行いました
アイサーチ代表・相良もコメントさせていただいている、海洋プラスチック問題を描いたドキュメンタリー映画「プラスチックの海」。観られた方はいらっしゃるでしょうか??
地域や時間も制限され、緊急事態宣言も出てしまったので、気持ちは行きたくてもなかなか難しいという人もいるのではと、観た人も観られてない人も、いっしょにプラスチック問題について考え合う時間を1月25日の夜にオンラインにて行いました。
今回は、ボランティアスタッフと、南極と海洋環境の学びの場を提供するLATAS.Club代表・中川さんの参加で、「プラスチック」についての考えを共有しました。
まずは、映画を見た人から、印象に残ったシーンや感想を聞き、それから「プラスチック」と聞いて何を思い浮かべるのか自由に話してもらいました。
そもそも、プラスチックの何が問題か?
低温で燃やすとダイオキシンが発生(臭い)、有害物質を吸着しやすい、生き物の体内に入り込み害を及ぼす、石油の枯渇など・・・という意見が出てきました。マイクロプラスチックや海洋プラスチックごみも問題のひとつです。
海洋プラスチックごみの問題と鯨類への影響は、2016年の季刊誌“FLIPPER”771号でも取り上げています。5年経ち、世間の認識は広がったように思えます。でも、目に見えて変化があるとは言えなさそうな状況でもあります。
さて、「プラスチック」にはどんなものがあるでしょう?
レジ袋・ペットボトル・ストロー・漁具(ロープ・浮球・ネット等)・ボックス・100均の便利グッズ・ボールペンなどの文具・フィギュア・プラモデル・洗濯かご・発泡スチロール・プラバン・梱包材・車の部品・パソコン・食品の容器・化学繊維・食品トレイ・CDケース・おもちゃ・人工芝・果物袋・・・
まだまだ数えきれないくらいのものがあります。
生活に欠かせないプラスチックですが、それぞれのプラスチックとの関わりを聞いてみました。
・子どもの頃(20~30年前)には身近にあった。プラモデルをたくさん作った思い出がある。
・なくてもいいものはたくさんあると思う。今はプラスチックでも、数十年前にはプラスチックではなかったものもある。
・全くないというのも困る。パソコンもスマホもプラスチックもなくなっちゃう。
・衛生的だから、いざというときには必要。
今と昔では印象もだいぶ違っています。プラスチックは万能ではないからこそ、なんでもかんでもプラスチックに頼るのではなく、無駄のないように必要なところだけ使うことが大切なのかもしれません。
また、南極に行ったことのあるLATAS.Clubの中川さんは「南極で出たごみは、昔は埋めていたけれど、今は持って帰ってきているんです」と話してくれました。
・分別して、適切に処理する(捨てる)
・リサイクルする
・ごみがでないように物を大切に使う
など、「ごみ」となる前の段階から工夫することに対する発言も出ました。
これはプラスチックに限ったことではないと思います。
・風や水によって地球上を漂う今あるごみをなんとかしたい。
・これから海にごみがいかないようにどうしたらいいか。
・日々学んで、考えて、行動していきたい。
そんな意見もありました。
ざっくばらんですが、今回の会で出た意見の一部をこちらにまとめさせていただきました。最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
小さなとこからでも、みんなで未来の光に向かっていけたらと強く思ってます。
明日も、みなさんと地球にとって良い日でありますように。