秋のビーチクリーンアップin須磨を行いました
10月21日、須磨海岸でビーチクリーンアップを行いました。
アイサーチ初のごみ調査(どんなごみがいくつ落ちているか数えます)です。
少人数で、のんびりじっくり取り組みました。
今年6月、須磨近くの明石海峡では数頭のミナミハンドウイルカの群れが現れ、話題になりました。
実は、神戸や明石ではそんなに珍しい話ではないんです。
漁師さんや遊覧船に乗った子どもたちもしばしば目撃しているんですよ。
そんなイルカのすむ海を目の前に、ごみ拾いをすること30分。
一見何も落ちていなさそうな砂浜でしたが・・・
なんと集まったごみは45L袋5つ分!(入らない大きいものもありました)
国際クリーンアップ(ICC)という世界共通の方法で、ひとつひとつ品目を数えていきます。
結果は・・・
―拾ったごみトップ10―
1 硬質プラスチック破片
2 ペットボトルキャップ(プラスチック)
3 発泡スチロール破片
4 ストロー、マドラー
5 食品容器(プラスチック)
6 ふた(プラスチック)
7 ロープ、ひも
8 牡蠣養殖用まめ管(長さ1.5㎝)
9 その他プラスチック袋
10 食品の包装・袋
この調査結果は、日本での漂着ごみの調査・集計や海ごみ問題の普及啓発を行なっている一般社団法人JEANに送ります。(アイサーチと愛知万博で共同出展していただいたこともあります)
JEANが毎年出している海ごみトップ10と比べてみるとほぼ同じラインナップ。(前年度の結果はJEANのホームページから見ることができます)
8位の「牡蠣養殖用まめ管」は去年全国1位でした。瀬戸内海では非常に深刻な問題となっているんです。
今年、世界中で使用の見直しが進められた「ストロー」は4位。(私、ほかの海岸で定期的にビーチクリーンしていますが、こんなに多く拾ったのは初めてでした!)
20年ほど前、須磨の海は緑色をしていて、泳げるものではなかったそうです。
このままではいけないと思った地元の方々や行政が改善に取り組みました。
そして今では、海は底が見えるくらい澄んだ水の色をしています。
砂浜も整備され、人々の憩いの場となっています。
それでもまだまだ落ちている海ごみ。
拾っても拾っても拾いきれないごみを見ると悲しくなってくることがあります。
どうしたら海ごみをなくせるのでしょう?
ごみもただ拾うだけではなくて、ひとつひとつ調査することで、見えてくることがあります。
参加してくれたみなさんもそれぞれに感じたことがあるようです。
大好きな海のため、いつまでもイルカ・クジラに出会える地球であるために
何をすべきか、何ができるのか、考えていきたいですね。
ご参加くださったみなさま、どうもありがとうございました!
さて、来週10月28日(日)は、由比ヶ浜(神奈川・鎌倉)でビーチクリーンアップです!
関東のみなさま、ぜひぜひご参加くださいませ。