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活動レポート

イルカのアイコン 八千代市立高津小学校で 海の環境学習教室を行いました

こんにちは。ボランティアスタッフの さこ3(さん)です。
11月7日(土)、八千代市立高津小学校特別支援級で「海の環境学習教室」を行いました。参加してくれたのは、1年生から6年生までの14名の子どもたちと先生方。
今回は、コロナ対策として参加スタッフは、「健康観察カード」の提出、フェイスマスクの着用、手指消毒など十分に配慮しての開催でした。

スタッフ自己紹介のあと、イルカ・クジラクイズを行いました。
イルカ・クジラの種類の質問には、子どもたちに人気の「シャチ」や「ハンドウイルカ」「シロナガスクジラ」など沢山の名前が発言されました。
イルカとクジラの呼ばれ方の違いや、歯の形、食べ物の食べ方などの説明にも熱心に聞き入ってくれました。

クジラの大きさを体感してもらうため、実物大の長さをロープで示し、子どもたちにも手伝ってもらって教室いっぱいに広げました。
絵や画面の中では実感しにくいリアルな大きさは、笑顔と驚きの表情を見せてくれました。実物大のザトウクジラの尾ビレを描いたタペストリー前では手を広げて自分と大きさを比較していたようです。

また、シワハイルカとマッコウクジラの歯、ザトウクジラのヒゲ板、シャチとイルカの背骨を手に持って観察してもらいました。
初めて見て触る本物体験では何を感じてもらえたでしょうか。

教室には、事前学習で子どもたちが書いてくれた「好きな海の生物の絵」が貼ってあり、自分たちで調べた特徴も書かれていました。
小さなヒトデから大きなマグロ、イルカ・クジラまで沢山の生物が海で生きている仲間であることを順番に確認しながら紹介させてもらいました。

次に、オウギハクジラの胃の中にあったゴミの写真を見て、「なぜ?」を考えてもらいました。
クイズラリーで紹介されたイルカ・クジラの食べ方などをヒントに答えを導き出します。

海 → 水蒸気 → 雲 → 雨 → 川(町) → 海へとつながる、水のお話をし・・・
どこかでビニール袋やプラスチックゴミが加わると、水と一緒に海へ運ばれてしまう事に気づいてもらうことができました。

最後は、グループに分かれて「どうすればいい?」の話し合い。
「ゴミを見つけたら拾う。」「ゴミをリサイクルする。」など活発な発言がありました。
SDGsにも話はふくらみ、気候変動によるイルカ・クジラなど生態系に及ぼす影響や、全世界で取り組まなければいけない海や山の豊かさを守る活動の重要さを知ってもらう機会となりました。

1年生から6年生までの合同授業でしたが、みなさん積極的に質問や意見を発言していただき、わたしたちも楽しい時間が過ごせました。
今日から身の回りのゴミに対する考え方に変化があり、家族や友人との会話になる機会が増え、少しでも行動につながれば、きっと少しづつイルカ・クジラの住む海、、、地球が良い環境を取り戻してくれることでしょう。

「海の環境学習教室」の実施に向けてのご提案、ご調整いただきました教職員及び関係者のみなさま、ありがとうございました。

イルカのアイコン 「第9回CC等々力エコ暮らしこフェア」に出展しました!

こんにちは
今回がボランティア初参加の なつきです。
10月10日(土)、「第9回CC等々力エコ暮らしこフェア」に出展してきました。
エコ暮らしこフェアは、CO2削減を始めとする様々なエコ活動に触れ、エコを楽しく身近に感じてもらうイベントです。

アイサーチは、イルカ・クジラのクイズラリーを行いました。
新プログラムとしてのクイズラリー!多くの方に楽しんでもらいながら、イルカ・クジラについて知っていただく良い機会になりました。台風の影響で縮小開催となりましたが、およそ70人の方が参加してくださいました。

「世界中にイルカやクジラは何種類いるでしょうか?」というクイズでは、意外と多いイルカ・クジラの種類に、「いっぱいいる!」や「知らなかった!」とリアクションしてくださる人もたくさん。
「世界最大級の動物である“シロナガスクジラ”は、小学校の25mプールに入りきらないほど大きいクジラだよ」と話すと、いかにシロナガスクジラが大きいのか伝わったようで、目をまん丸にしているお子さんもいました。

「イルカはどうやってエサを食べるでしょうか?」というクイズでは、私たちと同じように、咀嚼してから食べると考えた方が多かった印象です。
「でも実は、捕まえるときだけ歯を使い、そのあとは丸のみしてしまうんだよ」と伝えると、「え!!!」と少し苦しそうな表情でリアクションしてくださった方も。

オウギハクジラの胃の中にあったゴミの写真を見せると、皆さんまじまじと写真を覗き込み見てくださいました。私たちが今日からイルカやクジラを想ってできることは、どんなことか・・・一緒に考えるきっかけになったのではないでしょうか。

また、気候変動についても話題を挙げ、CO2削減を考えるきっかけ作りをしました。

最後、水のつながりの話をし、「私たちの暮らす町と、イルカ・クジラの暮らす海は、つながっているんだね」と伝えました。すると、「町でもゴミ拾うよ!」「家で使ってない電気消すね!」と言ってくれる子がいたり、お父さんお母さんが子どもに「イルカさんたちのために、出来ることやってみようね」と声掛けをしてくださったり。

みんなで、小さなことから始めていけると良いですね。

今回、始めてボランティアに参加し緊張でドキドキしていましたが、クイズを真剣に考えてくれたり、初めて知ることに納得してくれたり、参加者の方と一緒に楽しんでいるうちに緊張はなくなっていました。小さなお子さんから大人まで、誰にでも分かりやすく伝えるのは難しいことですが、試行錯誤を繰り返し想いが伝わったときの喜びはとても大きかったです。
今回のイベントを通して、自分の口からイルカ・クジラの魅力を伝えることができ、やりがいを感じると共に、ずっとやりたかったことに巡り会えた気がしました。これからも一人でも多くの人に、イルカ・クジラの魅力を知ってもらい、少しでも海に想いを馳せてくれる人が増えるよう、活動していきたいです。

参加していただいた皆様、ありがとうございました。

イルカのアイコン 【レポート】ミュージック&トークライブ 〜海は命の宝物〜

こんにちは!
ボランティアスタッフのナガイです。
2020年1月31日、中目黒 楽屋で開催された初の試みkyat 、ICERC Japan 、ユニスク コラボイベント【ミュージック&トークライブ 〜海は命の宝物〜】にスタッフとして参加しました。

  • 環境問題や平和をテーマに音楽活動をするユニットkyat
  • イルカクジラと自然の素晴らしさや大切さを伝える団体ICERC(なお)
  • 石垣島でサンゴの移植や調査をする団体ユニスク(あきら)

それぞれ違うアプローチでも自然環境に対する思いはひとつです

実は、ボクと“kyat ”とは以前から知り合いで昨年、ICERC 代表の なおさんに紹介するとすぐに意気投合!
「いつか一緒にイベントが出来たらいいね」なんて話をしていたのですが、あれよあれよと話が進んで一年も経たない内に開催に漕ぎ着けました。
イベントの打ち合わせ等は、ご本人たちにお任せしてして完全にノータッチだったので、いったいどんな内容になるのか、ボクも楽しみに当日を迎えました。

光と音で海へ誘われて

初開催にもかかわらず、数日前には予約がいっぱいになり、満席でイベントがスタート。
オープニングは、kyat & サポートゲスト・三線yayo がイベントタイトルにもなった「海は命の宝物」を演奏。
映像と音楽がシンクロして一気に海の世界へ。

トークライブ スタート!

なおさん & あきらさんも加わり、トークライブがスタート。
まずは、ICERC のボランティアスタッフもお手伝いして、 クイズ形式でイルカ、クジラの生態や魅力を目一杯紹介!

ザトウクジラの体長は…?お店の中に納まらない!!

あきらさんも珊瑚の生態、サンゴ礁と陸地の関係など、美しい映像とともに紹介。
お客さんも和気あいあいに、感想や驚きの声を上げてました。

サンゴの再生活動 やICERC、ユニスクの活動紹介にも触れ、一旦休憩。
後半は、サンゴ礁の現状や海岸に打ち上げられたゴミ、土砂の流出など徐々に深い話に。
この頃には皆さん無言でじっくりと話に聴き入ってました。

何もしなければこれから先、海はどうなってしまうのか?

イルカやクジラたちは?私たちの生活にどんな影響があるのか?

海洋調査員の笹森琴絵さんからのメッセージも添えて、会場の皆さんにも一緒に考えてもらいました。

私たちに何が出来るのか?」
「社会を変えることなんて出来るの⁉︎」
「社会とはひとりひとりの集まり」
「ひとりひとりが、出来ることから始めて社会を変えて行こう!」

お客さんの中からも熱い意見が飛び出して、会場がひとつになったところで再び、kyat の演奏

ゴミ問題を歌った「十五夜」、蜜蜂の絶滅危惧を訴える「蜜源」、狼の絶滅と生態系の再生を歌った「beautiful eye」等メッセージ性の強い歌が映像と共に、スッと入ってくる感覚はライブを観ないと味わえません。

そして、新曲「海の光」! 作詞 なお 、作曲 kyatのものです。

小笠原でイルカ・クジラの撮影をしていた写真家 稲生閑夫さんの画像や動画と合わせて、お披露。
初めての企画とは思えないほど盛り沢山な内容でした。
最初に顔合わせした時の予想を遥かに上回る素晴らしいイベントになって、感動しています。

感じたことをつなげていこう

驚いたのは、終演後にお客さん同士が自然発生的に意見交換したり、自己紹介して、いつに間にかつながっていったことです。
水のつながりを感じ、海と陸のつながりを感じ、生きものたちのつながりを感じてもらうイベントで、人と人のつながりも感じることができました。

未来には不安なこともたくさんあるけど、このイベントで感じたことが広まっていけば、希望もたくさん持てると感じました。

企画や写真の提供などたくさんの方に関わっていただいて、すばらしいひとときとなりました。ありがとうございます。お疲れ様でした!
第2弾も是非開催して欲しいです。

(文:スタッフ ナガイ)


どんな内容だった?(このイベントの告知記事)

2020.1.31(fri) ミュージック&トークライブ 〜海は命の宝物〜

イベント予告

2020.2.22(sat) -ビーチクリーンアップ×クラフト-海の小さなプラスチックを集めてマグネットを作ろう!

イルカのアイコン 【レポート】イルクジカフェ vol.12

1月22日(水)にダイバーズカフェにて、2020年初のイルクジカフェを開催しました。
「今年もイルカ・クジラを語り始めよう」と題し、ゆったりとフリートークを楽しんだひととき。
ボランティアスタッフやカフェのマスター、一般の方も入れ5人で、クジラたちの不思議について盛り上がりました。

一人ひとりそれぞれ気になる鯨類について話を深め、今まで疑問だったことや、ふと抱いた疑問などを分かち合い、知識を共有したり新たに調べたり。
「知らなかった!」と、驚きの声も。たくさんの笑い声に包まれた、和やかな時間が流れていきました。

後半は、シロイルカやハンドウイルカ、カマイルカやゴンドウの仲間たちの”歯の数”に着目!様々な写真を見比べて知見を広げました。
調べていくと、歯の本数だけでなく、歯の並び方や太さなども種類によって違いが見られ、面白かったです。

最後は、以前のイベントにも一般参加してくださった方が
「イルカたちのために、僕らに何が出来るか? もっと教えてもらいたい」
と話題をあげてくださり、環境活動の話へ。

「レジ袋を減らすことは、以前のイベント時から続けている。これは、これからも一生続けていこうと思ってる」
素晴らしいですね!
他には、どんなことが出来るか? みんなで意見交換しました。

何か新しい物を買うのではなくて今ある物を使って何かを作る、何かを買うときは環境に配慮した製品を選ぶ、節電の様々な方法・・・などなど。
「人間とイルカたちが、共存するために。出来ることやっていきたい」
「他の生きものたちのことを、人間がしっかりと考える必要がある。今は、そういう時期に来ている」
今一度みんなで出来ることから続けていこうと意識を深めあい、会はお開きとなりました。

イルクジ話をする中で、次の春に向けた新しいイベント企画の話も誕生!
随時情報公開していきますので、またどうぞお楽しみに。

いつまでも、イルカ・クジラに出会える地球であるために・・・2020年も、イルクジを想い続けながら、活動に励んでいきたいと思います。
ありがとうございました!

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