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活動レポート

イルカのアイコン アイサーチレクチャー2014 酒井麻衣さんのレクチャー開催しました!


こんにちは、P事務局員です。


2014年11月8日(土)アイサーチレクチャー2014第1回目、
酒井麻衣さんをゲストにお迎えした
レクチャーイベント「イルカはなかよし?」を開催いたしました!
・・・報告遅くて申し訳ありません。

アイサーチレクチャー2014 酒井麻衣さんのレクチャー開催しました!



さて、酒井さんのお話。
御蔵島で個体識別調査が開始されて21年。
1994年から10年間のアイサーチと御蔵島で共同調査をしていた2000年から
酒井さんもこの調査に参加しており、それ以来御蔵島周辺のミナミハンドウイルカや
飼育下のイルカ、ヨウスコウスナメリなどを対象にし、研究を進めてこられました。

興味深いお話ばかりで1時間があっという間だったのですが、
いくつか、私が印象に残ったエピソードをちょっとご紹介。

酒井さんの研究のテーマの1つ。同調行動。
人間でいうと、お神輿をかつぐ、フラなど大勢でそろえてダンスする…
こういったことを通じて、社会的コミュニケーションに人はとります。
イルカが一緒にタイミングを合わせて泳いだりする同調行動
もこういった社会的コミュニケーションであると考えられるということ。。。
私はイルカを通じて、人間のこうした行動が社会的コミュニケーションなのだと
再認識しました・・・逆に。

飼育イルカのお話では、
イルカが水流を使って赤ちゃんを抱っこするというお話が印象的でした。
母イルカが水流をおこし、赤ちゃんイルカがその水流にのることで
楽に泳げるというこの行動。
人間のように手で抱っこはできないけれど、イルカも赤ちゃんを思う気持ちは
同じなのですね!
水族館で観察できる時があるかと思いますが、
そういうことなのだ!と見るとあたたかい気持ちになりますよね~

ヨウスコウスナメリにバイオロギングをつけての研究では
単独で暮らすと一般的に言われているスナメリが一緒に泳ぐ同調行動することがある
とわかったことも印象的でした。

お話の中で参加者とのやりとりもあり、ナイスな回答にはポストカードのプレゼントが
あったり、クイズもおこなったりと、楽しい時間を過ごしました!

また、御蔵島で行われているミナミハンドウイルカの個体識別調査の
ボランティア(Mido)を支援するチャリティーTシャツの販売もありました!
この個体識別調査が、この先長く続いていけるよう応援していきたいですね!!
Midoの詳しい活動内容は下記リンクよりご覧ください。
http://midolphin.jimdo.com/
https://www.facebook.com/MikuraDolphinTeam

久しぶりのレクチャーイベント開催。
初めてご参加いただいた方、以前もレクチャーに参加してくださっていた方、
中学生からクジラと共に年齢を重ねた大人たちまで
酒井さんの楽しく、興味深いお話をご一緒に聞くことができて
とてもうれしく思いました。
ご参加くださった方々、そして酒井さん
本当にどうもありがとうございました!

次回、第2回目は12月20日(土)。
北海道を主なフィールドに大活躍する、笹森琴絵さんをお迎えします。
室蘭、羅臼、釧路、そして北方4島などの鯨類のお話を
写真や楽しいトークでご紹介いただきます!
野生のシャチや北のザトウクジラなど貴重な写真も必見です!
そして、今年6月に発足した、ホエールウォッチングの業界団体「日本クジライルカウォッチング協議会」
のお話などもお聞きしたいと思います。
参加受付中です。
アットホームな雰囲気のレクチャーイベントですので、
ぜひ、お気軽にご参加ください!お待ちしております♪
https://icerc.org/


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