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イルカのアイコン 【世界のイルカクジラニュース】海のごみ、クジラに影響


今回は、アイサーチでもよく取り上げる、海のごみを話題にしたニュースを2本続けてお伝えします。

 

1つ目は、クジラが受けている影響について書かれたニュースから。

クジラがプラスチックごみを誤食した時、どのような影響があるのでしょうか?

 

実は先日、3歳の娘が鼻におもちゃのビーズを詰めました(汗)

治療中、お医者さんより「尖ったもの、電池など異物が体に入ると、組織が解けたり、破けたりして命にも関わるんだ」と繰り返し言われました。

幸いにも国内の子どものおもちゃにはそのような体に害の及ぶものはほとんどないそうですが、出所のわからない規制のない海外製品の場合は安全だとは言い切れないので、異物を体に取り込まないにこしたことはありません。

大騒動しながらもビーズは無事に取り除くことができましたよ。

 

体の大きなクジラにとって、人の出すごみは小さなものかもしれませんが、ほんの少しでも体に入ったとしたら…

それはとても怖いことだと思い知る出来事なのでした。

 

こちらの記事では、海ごみをなくすために私たちにできるアクションも紹介されています。

ぜひ実行してみてくださいね。

 

海のごみ、クジラに影響

2017年6月24日付

Cape May Whale Watch & Research Center サイトより

(ケープメイホエールウォッチ&リサーチセンター)

 

 

 

すでに多くの人がニュースやネットで目にしたであろうが、昨年初め以降ヨーロッパの海岸に30頭をはるかに超えるマッコウクジラが打ち上げられている。

ドイツで見付かった13頭中4頭は、胃の中に大量のプラスチックごみが発見された。

海のゴミには、漁網、車のエンジンカバーやプラスチック製のバケツの一部といったものがある。

多くのハクジラは、プラスチックごみやその他の海ごみを食べられるもの、あるいは獲物と勘違いすることがよくある。

また、ヒゲクジラの多くは、食べる際に気付かないままプラスチックごみを取り込んでしまっている。

海に流れ込むプラスチックの大半が、長期間にわたって漂流し続けている。

プラスチックの袋は、分解されるまで約450年間海にとどまることが知られている。

「Marine Pollution Bulletin(学会誌 海洋汚染報告)」によれば、鯨類は31パーセントという高い割合でプラスチックごみを体内に取り込んでおり、その22パーセントで死亡する危険性が高まっていたという。(Henn 2017年)」

ハクジラやヒゲクジラがこれだけ大量の海ごみを体内に取り込むことで命に関わる恐れがある理由は、消化器官に物理的に損傷をきたす可能性があるからだ。

プラスチックやゴミによる障害物が胃粘膜を切り裂いたり、穴をあけたりする恐れがある。

さらに、そういった障害物が胃の中にあることで、空腹でないと思い込んでしまい、クジラの食事パターンを狂わせ栄養失調を引き起こしてしまう。

 

 海や川に流れ込む海ごみの量を減らす簡単な方法はたくさんある。

海をきれいに保つ最も簡単で効果的な方法の一つは、適切にリサイクルすることだ。

プラスチックの袋やボトルをそれぞれ必ずリサイクル用のごみ箱に捨てることは、1日のうちのわずかな時間しか掛からない。

削減することは海の汚染量を減らすという大きな役割を果たすことにもなる。

水のボトルや買い物のプラスチック袋の再利用で、海に流れ込むプラスチックの量を減らすことができる。

そして、自分の友人たちや家族に人間が原因である汚染の影響を伝えることも助けになる、彼らに問題意識を持ってもらうきっかけになるからだ。

Cape May Whale Watch and Research Center(ケープメイホエールウォッチ&リサーチセンター)は、ボートの乗客たちに海ごみがどういうものなのか、海洋哺乳類にどんな影響を与えるのかを解説して情報提供するという大事な仕事をしている。

また、ツアースポットでボートを止めてプラスチック袋、ロープや風船などあらゆるごみを拾い上げることも、私たちのClean Ocean Initiative(クリーン・オーシャン・イニシアチブ)を活動の一環としている。

目にするどんな汚染にも常に関心を向け、海に流れ込む量を削減する努力を忘れずに!

 

Mary Jacketti

マイアミ大学Cape May Whale Watch & Research Center (ケープメイホエールウォッチ&リサーチセンター)インターン

 

※ここでは著作権の関係上、概要のみお伝えしております。


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